生物記録情報

2009.7.30
 現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
 写真はクサギ、キツネノカミソリ、コバギボウシの花です。
 クサギは葉に独特の臭気があるのでこの名前がつけられましたが、花は良い匂いがします。実の青汁が藍染めより薄い青に染色でき、クサギ染めと言われました。水生植物園で見られます。
 キツネノカミソリの葉は早春に出ますが、この形がカミソリの刃に似ることからこの名前があります。花の時期には葉は枯れてありません。路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。
 コバギボウシの名前の由来は、橋の欄干にある、玉ねぎのような装飾物を「擬宝珠(ぎぼうし)」と言いますが、花のつぼみが似ていることからです。園内でこれに先駆けて咲いていたオオバギボウシに比べると、葉の大きさはずっと小さいです。水生植物園と武蔵野植物園で見られます。

〔樹木〕
(咲き始め) エビヅル、サネカズラ、ナツフジ
(花の見頃) カラスザンショウ、クサギ、タラノキ、ノブドウ、ヤマハギ
(花そろそろ終わり) マンリョウ
(実の見頃) ウワミズザクラ、コブシ
〔草〕
(咲き始め) イノコズチ、クズ、タイアザミ、トラノオスズカケ、ナガボノアカワレモコウ、ナガボノシロワレモコウ、ヌスビトハギ、ヘクソカズラ、ヤマノイモ、ユウガギク、ワレモコウ
(花の見頃) アキカラマツ、アサザ、イヌヌマトラノオ、ウバユリ、オオチドメ、オニドコロ、キキョウ、キツネノカミソリ、キンミズヒキ、クサノオウ、コバギボウシ、コバノカモメヅル、サワヒヨドリ、シロネ、ソクズ、ダイコンソウ、タカトウダイ、タケニグサ、ツユクサ、ツルニガクサ、ヌマトラノオ、ハグロソウ、マツカゼソウ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ミソハギ、ミョウガ、メヤブマオ、ヤブミョウガ、ヤブラン、ヤマホトトギス
(花そろそろ終わり) トモエソウ、ハエドクソウ、ハシカグサ、ミツバ
クサギの花
クサギの花
コバギボウシの花
コバギボウシの花
キツネノカミソリの花
キツネノカミソリの花
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