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シモバシラは、冬の強く冷え込んだ朝、茎の根元に霜柱のような氷の帯ができることが名前の由来。自然教育園では例年1月ごろ見られます。シモバシラの霜柱をじっくり観察してみましょう。
植物は冬の乾燥と凍結から身を守るため、細胞分裂のさかんな部分を、「冬芽(休眠芽)」という形で保護しています。冬芽の位置で、植物を分けることができます。
樹木の冬芽を観察すると、樹木がさまざまな方法で寒さや乾燥から弱い芽を保護しながら越冬している様子がわかります。
■裸芽とりん芽
りん芽:芽鱗(がりん)と呼ばれるうろこ状のもので保護されている芽
裸芽:芽鱗で保護されていない芽。細かい毛で覆われている場合が多い
■花芽と葉芽
やがて花になる芽を「花芽」、葉になる芽を「葉芽」と呼ぶ
■主芽と副芽
冬芽が複数個ついた場合、春先に開く一番大きい芽を「主芽」、残りの芽を「副芽」と呼ぶ