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植物の開花や動物の所見・初鳴を記録することを「生物観測記録」と言います。季節の進み具合の遅速や長期的な気候の変化を知るための重要なデータとなります。
ムサシアブミは、4月頃に開花するサトイモ科の植物です。花をつつむ仏炎苞(ぶつえんほう)が、武蔵国(現・東京都、埼玉県、神奈川県にまたがる)で作製したあぶみ(乗馬の際に足をかける道具)に似ていることから名前がつきました。
早春に開花、結実し夏からは休眠してしまうカタクリは、特に春先の林内の光環境に適応して生活しています。このように早春にいち早く咲いて、その後葉や茎は枯れる植物を「スプリング・エフェメラル」(春植物)と言います。
茎につく葉の並び方を葉序(ようじょ)といいます。葉のつき方、葉の数によっていくつかのタイプに分けられます。
(1) 互生:一つの節に葉が1枚つく
(2) 互生(コクサギ型):葉は互生だが左右に2枚ずつ交互につく
(3) 対生:一つの節に葉が2枚つく
(4) 輪生:一つの節に葉が3枚以上