2009.7.23
昨年半世紀ぶりの再発見で話題になったトラノオスズカケですが、昨秋3房の可憐な花が咲きました(写真1)。この中から1房は種子標本となり、残りの2房から得られた417粒の種子を育苗室内で取り蒔きしたところ4月上旬から発芽を始め、251粒の種子が発芽に成功しました(写真2)。ホソヒラタアブの訪花が数回観察されただけでしたが、単独個体からの結美で6割近い高発芽率が得られたことは驚きでした。芽生えは1回目の移植が終わり順調に育っています。(写真3)。来年には多くのトラノオスズカケが園内で花を咲かせることでしょう。