附属自然教育園

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スタッフブログ

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8月30日(土) アザミが咲き始めました
こんにちは、久永です。
先週の猛暑がうそのように、ここ数日は涼しくなりましたね。秋の到来ももうすぐでしょうか。

自然教育園でも秋の気配が感じられるようになってきました。
園内を回ると、所々でアザミの花が咲き初めていました。
写真は、園路を入ってすぐの場所に咲いていたタイアザミです。

アザミは日本の秋を代表する身近な植物の一つで、例年園内でも多くのアザミが花を咲かせます。

9月17日(水)からは、1階の展示ホールで、日本のアザミの多様性についてパネルと写真で紹介するミニ企画展「日本のアザミの秘密」も始まります。

夏から秋に移り変わる様子を感じにいらしてください。

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8月22日(金) アオバハゴロモ
こんにちは、Eです。

園内の木の枝に近づいてよく見てみると、薄緑色の葉のようなものがついていることがあります。

これはアオバハゴロモと呼ばれるセミの仲間で、今の時期はイモリの池のコクサギの枝、ミツバアケビのつる、森の小道のアオキの枝などでよく見ることができます。

成虫は木の枝などで翅を立ててとまり、花芽に見えるように擬態しています。一方、幼虫は白い綿状の分泌物で覆われることで、外敵から身を隠します。

園内ではスズメやシオカラトンボに捕食される光景を見ることがあります。

このアオバハゴロモのほかにも、枝・茎、葉の裏と言った場所は多くの昆虫が利用します。注意深く観察してみると思わぬ発見があるかもしれません。

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8月19日(火) ノシラン・ヤブラン
こんにちは事務室uです。

森の小道・水生植物園では、やや光沢のある深緑色の細長い葉の間から、小さい白い花が咲いています。

これは、クサスギカズラ科のノシラン(熨斗蘭)といい、9月上旬頃までが例年見ごろです。

また同科の薄紫色の花・ヤブラン(藪蘭)も路傍植物園や園内さまざまな場所でご覧頂けます。

共に晩秋から冬にかけて球状の種子に成熟し、ノシランは濃い青色に、ヤブランは黒色になります。

季節の移ろいにより変化する姿を、ご覧にいらして下さい。

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8月15日(金) ヒツジグサの開花!
ムクロジのまだ実熟な丸い実が園路上にたくさん落ちています。こんにちは大澤です。

8月8日に武蔵野植物園で水草のヒツジグサの花がようやく咲きました。続いて12日にもう一輪咲きました。園内で観察できるために続けた地道な管理が実った瞬間でした。長期間、種子繁殖で大切に育てた甲斐がありました。

自然のままの高層湿原などの環境では、晩秋の頃に熟した実が裂けると、中から透明な浮き袋がついた種が水面に浮かびます。一時、水面を漂いその浮き袋が裂けると中の種がゆっくり水底に沈んでいきます。そして、翌年の夏に子葉が発芽します。

以前、長野県の唐花見湿原(からけみしつげん)で観察したヒツジグサは、ヨシが生える湿原の水路に葉をたくさん浮かせ、花が咲いていました。標高が高い寒冷な湿原では、ヨシと共存できるのだと思いました。

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8月13日(水) 夏の自然教育園
こんにちは、久永です。

職場が夏休みに入ってきたのか、平日でも家族連れでいらっしゃる方が増えてきました。
ノートとカメラを片手に、草花や昆虫を観察してまわっているお子さんも見受けられます。

現在、園内では見頃を迎えた花や様々な昆虫が見られます。

上の写真は、淡い紫色のコバギボウシ。水生植物園の園路ぎわに美しく咲いています。クマバチが蜜を求めて訪れていました。他にヤブランやミソハギもご覧いただけます。

また池の周辺には、多くのトンボが飛び交っています。
シオカラトンボ、コシアキトンボ、ギンヤンマ、オニヤンマなどいろいろな種類が観察できます。

下の写真は、オオシオカラトンボのメスです。
黄色と黒の特徴的な模様のメスに対して、オスの体色は鮮やかな水色です。
オオシオカラトンボは園内に多く生息していますので、簡単に見つけることができます。

暑さが続くこの時期、木陰を求めて自然教育園を訪れてみませんか。

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8月7日(木) キツネノカミソリの花
こんにちは。Yです。

猛暑が続きますが、木立の日陰になっている路傍植物園を歩いていると鮮やかなオレンジ色の花が目に入ります。
ヒガンバナ科のキツネノカミソリです。何とも奇妙な名前です。

「キツネ」という名はキツネの体色からとか、キツネの出そうな所に咲くとか諸説あるようですが、「カミソリ」の方は早春(3月上旬頃)に出る若葉が剃刀(かみそり)の刃のようだということから名付けられたようです。葉は花の時期にはすでに枯れて見られません。花の時期に葉が見られないのは同じ仲間のヒガンバナと同じですね。

ちなみにタヌキノカミソリという植物もあります。キツネノカミソリに似ていますが、淡いピンク色の花を付ける中国原産の植物です。筑波実験植物園に植えられています。

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8月3日(日) 日曜観察会・植物生態学セミナー
こんにちは、事務室uです。

本日は、日曜観察会「シュロの異常繁殖」と植物生態学セミナー「地球温暖化と植物」が開催されました。

日曜観察会は、講師と園内を回る講座です。本日、暑さの中でもご参加者は熱心に解説に耳を傾けていました。

シュロは節や枝がないため、平安時代において、鐘つき棒の材質として用いられ、現在でも使用されていたり、幹にできる繊維は水に強く腐りづらいため、たわしやシュロ網としても活用されているそうです。

ヤシ科のシュロは、さまざまな環境条件にも耐えうる強靱な生命力と、暖冬などが相まって個体数は増えているそうです。

環境変化の指針として、その推移を見守っていきたい植物の一つだと思います。






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