附属自然教育園

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スタッフブログ

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4月19日(日) 富士山のまりも
こんにちは、久永です。

本日、緑陰サイエンスカフェ「富士山のまりも」(講師:国立科学博物館 植物研究部 辻彰洋)が開催されました。

絶滅危惧種に指定されている山中湖の「フジマリモ」の生きた本物を観察しながら、フジマリモの特徴や学術調査の風景、研究成果の話に加え、特別ゲストとしてお越しくださった亀田良茂さん(写真下)より、フジマリモを自由研究とした頃の話から、学術調査に携わることになられた経緯など、さまざまなお話を聞くことができました。

フジマリモとの比較のため、急遽、自然教育園の水場から採取してきた藻類(主にアオミドロ・ヒビミドロだそうです)を顕微鏡で観察してみる、嬉しいオプション!も付きました。

講師と亀田さん、参加者の方々の話が弾み、皆さん楽しんでいらしたようです。

「緑陰サイエンスカフェ」などの学習支援活動は、自然教育園HPなどでご紹介しておりますので、ぜひ参加なさってみてください。

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4月12日(日) 平成27年度 学習支援活動開始
こんにちは、事務室uです。

本日から、平成27年度 自然教育園学習支援活動が始まりました。

午前中は、参加者が教育園職員の解説を聞きながら、園内をまわる日曜観察会 (本日のテーマは「春の植物」)、午後は、植物の生態を座学形式(室内)で学ぶことのできる植物生態学セミナー(本日のテーマは「巨樹の樹齢」)が開催されました。

晴天に恵まれ、沢山の方々が興味深く説明に耳を傾けていました。

年間の学習支援活動は、自然教育園HPなどでご紹介しておりますので、興味のある講座を探して是非足をお運びください。

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4月10日(金) ニワトコの花
こんにちは、久永です。

春の花々が開花する中、園内ではニワトコの花が満開になっています。
鮮やかな色の春の花と比べると、クリーム色で小さいニワトコの花は少し地味に見えますが、昔から親しまれた植物の一つです。

古くから生薬として活用され、また「魔除け」があるとも信じられていました。

ヨーロッパに生育するセイヨウニワトコも同様に人との関わりが古く、「エルダーフラワー」という名前でハーブティーやシロップに加工されたものが、最近日本でも売られています。

イギリスの物語「ハリー・ポッター」シリーズでは、強大な魔力を持つ魔法の杖としてニワトコを素材とした杖が登場しましたが、西洋でもニワトコには不思議な力があると信じられていたのでしょう。

園内では、あずまや付近に花が見やすいニワトコの木がありますので、ぜひご覧ください。

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4月3日(金) 花の色いろ
こんにちは、久永です。

桜の花見が終わりつつあるこの時期、園内では続々と春の花が開花してきています。
特に春は、色とりどりの花々が園内を彩ります。今回は今見ごろの花を色別に紹介します。

紫色系の花は現在園内ではとても多く、ラショウモンカズラ(写真上)、タチスボスミレ、ジロボウエンゴサク、カキオドシ、キランソウなどが見られます。

この時期よく目立つ黄色系の花では、ノウルシやヤマブキ(写真下)が満開で、ヤマブキソウも咲き始めてきました。

白色系では、バイモやヒトリシズカ、ニリンソウ、シャガ、ツボスミレ、イチリンソウが咲いています。イカリソウは白い花と紫の花がありますが、こちらも咲き始めています。

桜が終わった後の時期も、美しい春の花がご覧いただけますので、ぜひ観賞にいらしてください。

※花の開花状況や開花場所は、ホームページ「見ごろ情報」の「生物記録情報」をご参照ください。

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