附属自然教育園

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スタッフブログ

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3月29日(日) イベントが開催されました
こんにちは、事務室uです。

園内の桜もあともう少しで満開となりそうです。

本日は、自然観察指導者研修「早春の観察ポイント」が開催されました。
季節の植物に実際に触れながら、それぞれの特徴を知り、理解を深める講座です。

園内は、随所で春の野草が色とりどりに花を咲かせており、観察するには絶好のシーズンです。

また、午後には現在展示ホールにて開催中の 特別公開「青いキク」をめざして の関連イベント 特別セミナーが催され、国立科学博物館 筑波実験植物園長 岩科 司 氏 と 農研機構 花き研究所 花き研究領域 主任研究員 野田 尚信 氏を講師陣に、青い花の仕組みや開発についての講義がありました。

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3月28日(土) サクラの花に来る鳥
こんにちは、久永です。

自然教育園でもサクラの開花が進んでいます。
開花したサクラの木を見ていると、いろいろな小鳥が訪れているのが見られます。

写真の鳥は、当園で多く見られるメジロです。
今回の写真は、白金自然写真クラブの小島啓史さんよりいただきました。
メジロは花にくちばしを差し込み、舌の先で花の蜜をなめます。

他にもヒヨドリ、スズメなども訪れています。
サクラとあわせて愛らしい鳥たちにも注目してみてください。

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3月22日(日) サクラのいろいろ
こんにちは、久永です。

連日のぽかぽか陽気で、園内も春の花が日に日に美しくなって来ました。

待ち遠しいのはサクラの開花ですが、本日は「サクラのいろいろ」というテーマで日曜観察会が行われました。

自然教育園のさまざまなサクラの解説と、隣のどんぐり公園に咲くサクラの観察をしました。
当園のサクラは残念ながらまだ未開花でしたが、どんぐり公園ではカワヅザクラ、カンヒザクラ、シダレザクラが開花しており、花や樹の違いを観察できました。

当園ではこれから、人気の高いソメイヨシノのほか、オオシマザクラ、ヤマザクラ、イヌザクラ、ウワミズザクラなど多様なサクラの花が開花していきます。
どうぞお楽しみに!

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3月14日(土) ムサシアブミの移植
園内でムサシアブミが芽を出していました。芽は小さなタケノコのような面白い形をしていて、人気の写真スポットとなっています。

本日は、職員が園の奥のエリアで芽を出した株を掘り出し、お客様の見えるところに移植しました。

ムサシアブミはサトイモやコンニャクの仲間で、土の中に丸いイモ(球茎)があります。
雄株と雌株に分かれていますが、雄株は球茎が小さく、雌株は大きいです。
この雌雄は地中の球茎の大きさで決まると考えられていて、雄株が成長して大きくなると雌株に変わる、というおもしろい性質をもっています。

今回掘り出した球茎は、大きさと重さを量り、記録して、路傍植物園に移植しました。移植した球茎が雄雌のどちらだったかも記録しています。

ムサシアブミは4月から5月頃に花が咲き、冬に雌株には赤い実が見られます。
今年は雄株だったものが、数年後には雌株に変わっているかもしれません!
なんとも不思議な植物ですね。

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3月12日(木) カタクリの開花
こんにちは、事務室uです。

先月、暗紫色模様のカタクリの葉についてご紹介しましたが、本日1輪の開花が確認できました。(日当たりと、気温によってさらに花片が開き、反り返ります)

ご覧いただける場所は武蔵野植物園で、群生場所は3箇所ほどあります。

開花直前の薄紫色のつぼみが多数出現していますので、これから一斉に開花する日も間近です。

同ユリ科のバイモも、つぼみが膨らみ、開花間近です。

うららかな春の日を浴びながら、散策や観察に足をお運びください。

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3月6日(金) エナガ
こんにちは、久永です。

園内では、バードウォッチャーに人気の小鳥・エナガが見られます。
冬の初めは団体で移動していましたが、最近はつがいで行動しています。

木々の間からつがいで飛び出してきて、鳥の羽などをくわえて、また元の木々の間に戻っていきます。
どうやら夫婦で、巣作りのための材料を集めていたようです。

今回の写真は、白金自然写真クラブのKIKUさんよりいただきました。
このエナガ、体が小さい上にちょこまかと動くので、写真におさめるのが難しい鳥です。

今年は例年より多く飛来しているようで、園内の何箇所かでつがいが見られます。
春にはたくさんの雛が誕生するとよいですね。

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3月1日(日) 春のための園内整備
こんにちは、久永です。

園内では春に向けての準備が進行中です。
先日は園内整備スタッフが総出で、湿地帯を望む園路際でササの下刈りとアオキの剪定、枯れ枝の除去を行いました。

ササやアオキは繁茂力が強く、他の草への日光を遮って枯らしてしまう原因にもなるため、毎年このような作業を行っています。

この場所には、自然園が大切に守っている植物が混在して生育しています。

タチツボスミレやバイモは、若葉が出てきていて、葉を傷つけないように作業します。タチツボスミレは自然園で見られる蝶・ツマグロヒョウモンなどの幼虫の食草です。

つる植物のセンニンソウやスイカズラは、周りの植物に巻きついているので、慎重に見分けながら切らないように気をつけます。
オオハナワラビは湿潤な場所を好むため、直接日が当たりすぎないように配慮して周囲の葉を剪定します。
また、枯れ枝でも、きのこの一種・キクラゲやカマキリの卵鞘、越冬中の虫が付いているものは、取らずに残します。

簡単な作業のように見えても、実は、長年の経験と知識が必要になる作業です。

この場所には、春にたくさんの美しい花が咲きますので、楽しみにしていてください。

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