2024.8.29
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
2枚目の画像はナンバンギセルの花の紹介です。
ナンバンギセルはハマウツボ科ナンバンギセル属の1年生の寄生植物です。花の形を南蛮由来の煙管(きせる)に見立て、この名がついたとされています。古くは「思草(おもいぐさ)」と呼ばれ、万葉集の1首にも登場しています。
ミョウガやススキ、オギなどの根に寄生して養分をとっています。寄生植物には全寄生植物と半寄生植物に分かれますが、ナンバンギセルは前者で、葉緑素をもたず光合成が行えないため、全面的に宿主からの養分に依存しています。
現在、水生植物園中央の休憩所のススキ、オギなどの根元などに見られます。
〔動物記録情報〕
《クモ類》ジョロウグモ、ナガコガネグモ、オナガグモ
《昆虫類》
トンボ類…アジアイトトンボ、ホソミイトトンボ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、
カマキリ類…オオカマキリ
バッタ類…コバネイナゴ、カネタタキ、ササキリ
カメムシ類…アメンボ、オオモンシロナガカメムシ、ハリカメムシ、メンガタカスミカメ
ヨコバイ類…ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、アオバハゴロモ、ツマグロオオヨコバイ、ウスマエグロハネナガウンカ
チョウ類…アゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、アカボシゴマダラ成虫・幼虫、サトキマダラヒカゲ、キマダラセセリ、タケノホソクロバ、コスズメ幼虫、ベニスズメ幼虫、オオスカシバ
甲虫類…ドウガネブイブイ、リュウキュウツヤハナムグリ、トホシテントウ、ヒメグロオトシブミ
ハチ類…ハラナガツチバチsp.、キイロスズメバチ、クマバチ
《鳥類》カワセミ、コゲラ、シジュウカラ、センダイムシクイ、メジロ、ハシブトガラス
《爬虫類》クサガメ
《貝類》ニホンマイマイ