生物記録情報

2014.5.8
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(咲き始め)トベラ、ノイバラ、マルバウツギ
(花の見頃)コゴメウツギ、コマユミ、シュロ、スダジイ、タブノキ、ツルウメモドキ、ニシキギ、ホオノキ、ミズキ、ヤブデマリ、ヤマツツジ
(花そろそろ終わり)アズマネザサ、イヌザクラ、ツクバネウツギ、ニガキ、ハクウンボク、フジ

〔草〕
(咲き始め)カニツリグサ、キショウブ、ケキツネノボタン、フトイ
(花の見頃)アイイロニワゼキショウ、アヤメ、イヌガラシ、エビネ、オヘビイチゴ、オヤブジラミ、カキツバタ、キクムグラ、キンラン、クサノオウ、シャガ、スイバ、スズメノカタビラ、タチイヌノフグリ、チョウジソウ、トウバナ、トボシガラ、ナルコユリ、ハナイバナ、ハナダイコン、ハルジオン、フタリシズカ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ミゾイチゴツナギ、ミヤマナルコユリ、ムサシノキスゲ、ムラサキサギゴケ、ヤブスゲ、ヤブヘビイチゴ
(花そろそろ終わり)オオタネツケバナ、オドリコソウ、オニタビラコ、カントウタンポポ、キランソウ、ツボスミレ、ミツバツチグリ、ヤブタビラコ、ヤマブキソウ

 動物は以下の通りです。
〔クモ類〕ササグモ、オオシロカネグモ幼体、アオオニグモ
〔昆虫〕
 トンボ類…クロイトトンボ、クロスジギンヤンマ
 カメムシ類…オオアメンボ、アメンボ、シロオビアワフキ幼虫
 チョウ類…アオスジアゲハ、モンキアゲハ、コミスジ、イチモンジセセリ、ニレコヒメハマキ
 甲虫類…クロウリハムシ
 ハチ類…セグロカブラハバチ、キイロスズメバチ、ウシヅノキマダラハナバチ、コマルハナバチ
 ハエ類…ホソヒラタアブ、アシブトハナアブ、スイセンハナアブ、キンバエsp. 、マダラメバエ
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、キビタキ、ツバメ、カワセミ、コゲラ、アオサギ、ダイサギ、カルガモ、ドバト
〔その他〕メダカ、モツゴ、ヨシノボリ、スジエビ、クサガメ、アオダイショウ、ミスジマイマイ

 写真はフタリシズカの花、コゴメウツギの花、オヤブジラミの花です。
 フタリシズカはセンリョウ科チャラン属の多年草です。茎の先に2本の花穂を出す姿を静御前とその亡霊の舞姿に例えたことからこの名前があります。ただし実際には花穂の数は3本や4本のものもあります。また、同じ仲間のヒトリシズカは1ヶ月ほど前に花が見られましたが、茎の先に1本の花穂を出します。フタリシズカは路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。
 コゴメウツギはバラ科コゴメウツギ属の落葉低木です。小さな白い花を、白米を小さく砕いた小米(コゴメ)に例えたことからこの名前があります。よく枝分かれしてうっそうとした枝振りになります。路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。
 オヤブジラミはセリ科ヤブジラミ属の越年草です。秋に芽生え葉を広げ、春に茎を伸ばし花を咲かせます。直径3o前後の小さな白い5弁花で、花が終わると鉤状の刺を蜜に付けた紡錘型の実を付けます。この刺が服や動物の体に付くいわゆる「ひっつき虫」です。シラミのように付くというのが名前のいわれです。よく似たヤブジラミより実が大きいので「雄(お)」がついています。武蔵野コースの道端から草地にかけて広がっています。
フタリシズカの花
フタリシズカの花
コゴメウツギの花
コゴメウツギの花
オヤブジラミの花
オヤブジラミの花
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