生物記録情報

2014.4.17
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(咲き始め)イヌザクラ、マルバアオダモ、ミツバウツギ、ヤマツツジ
(花の見頃)アケビ、アズマネザサ、イロハモミジ、ウワミズザクラ、エノキ、クサイチゴ、クロマツ、ケヤキ、コナラ、トウゴクミツバツツジ、ナツグミ、ヒメコウゾ、ミツデカエデ、ムベ、ヤマグワ、ヤマコウバシ、ヤマブキ
(花そろそろ終わり)アオキ、アセビ、クヌギ、コクサギ、サルトリイバラ、シロヤブツバキ、ニワトコ、ヒメカジイチゴ、ミツバアケビ、ヤブツバキ

〔草〕
(咲き始め)エビネ、スイバ、チョウジソウ、ヤブヘビイチゴ、
(花の見頃)アゼスゲ、アメリカスミレサイシン、イカリソウ、イチリンソウ、ウラシマソウ、オオタネツケバナ、カキドオシ、カサスゲ、カントウタンポポ、キクムグラ、キランソウ、クサノオウ、ケマルバスミレ、コジュズスゲ、サクラソウ、シャガ、ジュウニヒトエ、ジロボウエンゴサク、セキショウ、セントウソウ、タチツボスミレ、チゴユリ、ツボスミレ、ニリンソウ、ノウルシ、ハコベ、ハナダイコン、ハナニラ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ミゾイチゴツナギ、ミツガシワ、ミツバツチグリ、ムサシアブミ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、ヤエムグラ、ヤブタビラコ、ヤブニンジン、ヤマブキソウ、ラショウモンカズラ
(花そろそろ終わり)アオスゲ、イトアオスゲ、シュンラン、ヒメウズ、ヤマルリソウ

 動物は以下の通りです。
〔クモ類〕ササグモ幼体
〔昆虫〕
 トンボ類…クロスジギンヤンマ抜け殻
 カマキリ類…ハラビロカマキリ卵鞘、コカマキリ卵鞘
 カメムシ類…アメンボ、マルカメムシ、クサギカメムシ
 チョウ類…アオスジアゲハ、ツマキチョウ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、トラフシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ルリシジミ、アサギマダラ蛹
 ハチ類…セグロカブラハバチ、クマバチ、コマルハナバチ、ヒメバチsp.
 ハエ類…ビロードツリアブ、アシブトハナアブ、スイセンハナアブ、オオクロバエ
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、カワラヒワ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツグミ、ツバメ、カワセミ、コゲラ、ドバト
〔その他〕メダカ、モツゴ、ヨシノボリ、スジエビ、クサガメ

 写真はイカリソウの花、ヤマブキソウの花、ムベの花です。
 イカリソウはメギ科イカリソウ属の多年草です。花の形が船の錨(いかり)に似ているので、この名が付きました。路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。花の色は、園内でも白色から淡紅色、淡紫色と生えている場所によって変異があります。
 ヤマブキソウはケシ科ヤマブキソウ属の多年草です。木本のヤマブキの花に似た野草という意味で、この名前が付けられました。黄色の鮮やかな花を咲かせています。木本のヤマブキはバラ科で花弁が5枚ですが、ヤマブキソウの花弁は4枚です。路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。
 ムベはアケビ科ムベ属の常緑性のツル植物です。ムベの果実はアケビと同様に食べられますが、アケビのように縦裂して開くことはありません。秋には赤く熟した様子が見られます。昔、この果実をわらかごに入れて朝廷に献上したので大賛(おおにえ)すなわち筍苴(おおむべ)と言いました。これがウムベとなり、次いでウベと略せられ、ムベに転訛したと言われています。雌雄異花で、多数の雄花と少数の雌花を付けます。水生植物園の中央トイレ近くの枯れたソメイヨシノに絡んでいるのが見られます。果実の写真は2013.11.20の生物記録情報をご覧ください。

イカリソウの花
イカリソウの花
ヤマブキソウの花
ヤマブキソウの花
ムベの花
ムベの花
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