生物記録情報

2014.3.20
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(咲き始め)イヌシデ、キブシ、コブシ、フッキソウ、ヤマウグイスカグラ
(花の見頃)アセビ、アブラチャン、イヌコリヤナギ、ウグイスカグラ、ウメ、シキミ、シロヤブツバキ、ツノハシバミ、ハルニレ、ヒサカキ、モクレイシ、モミジイチゴ、ヤブツバキ
(花そろそろ終わり)マンサク、
(実の見頃)シュロ、ムクロジ
(芽吹き・若葉)アケビ、イロハモミジ、ガクアジサイ、コウヤボウキ、コクサギ、スイカズラ、ニワトコ、ノイバラ、マユミ、ミツバウツギ

〔草〕
(咲き始め)アマナ、カタクリ、スギナ(ツクシ)、タチツボスミレ、バイモ、ヒメウズ
(花の見頃)アオイスミレ、シュンラン、ヒロハノアマナ、フキ、ミヤマカンスゲ、ヤマルリソウ
(花そろそろ終わり)ヒメカンスゲ、フクジュソウ、ユキワリイチゲ
(実の見頃)キチジョウソウ、ジャノヒゲ、ノシラン
(若葉)アゼスゲ、アワコガネギク、イチリンソウ、イヌショウマ、ウバユリ、カキドオシ、キクムグラ、キショウブ、キツネノカミソリ、キンミズヒキ、クサフジ、ケマルバスミレ、ジロボウエンゴサク、タカトウダイ、チダケサシ、ツルボ、トモエソウ、ナガボノシロワレモコウ、ニリンソウ、ノウルシ、ノカンゾウ、ノダケ、ノブキ、ヒトリシズカ、ムサシアブミ、ヤブカンゾウ、ヤブレガサ、ヤマブキソウ、ユウガギク、ヨモギ

 動物は以下の通りです。
〔昆虫〕
 カマキリ類…オオカマキリ卵鞘、ハラビロカマキリ卵鞘、コカマキリ卵鞘
 チョウ類…アサギマダラ幼虫
 アブ類…ホソヒラタアブ、アシブトハナアブ
〔鳥類〕ハシブトガラス、ムクドリ、カワラヒワ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、ツグミ、コゲラ、キジバト、ドバト

写真はヒロハノアマナとアマナの花、シュンランの花、キブシの花です。
ヒロハノアマナとアマナはユリ科アマナ属の多年草です。園芸品種の多いチューリップに近い植物です。ヒロハノアマナはアマナより少し早い時期に咲き始めます。ヒロアマナとアマナの花はよく似ており、ヒロハアマナの葉は、名前の通り幅広で、中央に太い白線が走っている特徴を持っています。「アマナ」という名前は鱗茎(球根)が甘いことから来ています。ヒロハアマナは現在、武蔵野植物園で見頃となっており、アマナは武蔵野植物園と水生植物園で咲き始めました。
シュンランはラン科シュンラン属の多年草です。「春蘭」と書き、まさに春に咲く代表的なランで、他のランに先駆けて開花します。武蔵野植物園で見られます。
キブシはキブシ科キブシ属の落葉低木で、ふつうは雌雄異株です。キブシという名前は次のような説に基づいています。ヌルデの葉に虫が寄生してできる虫こぶのことを木五倍子(キフシ)といい、江戸時代、お歯黒(既婚の女性が歯を黒く染める風習)に使われました。そのヌルデの五倍子と同様にキブシの果実はタンニンが多く、その代用に使われたということです。今はまだ葉の出ていない枝の先端にクリーム色の花穂がぶら下がっています。
ヒロハノアマナとアマナの花
ヒロハノアマナとアマナの花
シュンランの花
シュンランの花
キブシの花
キブシの花
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