生物記録情報

2013.11.7
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(咲き始め)ヤツデ
(花の見頃)キヅタ、コウヤボウキ、サザンカ、チャノキ
(実の見頃)アオツヅラフジ、イイギリ、カラタチバナ、クサギ、クヌギ、ケンポナシ(森の小道)、コナラ、ゴンズイ、サネカズラ、サルトリイバラ、サワフタギ、シラカシ、シロダモ、センリョウ、ツクバネガシ、ツルウメモドキ、ノイバラ、ノブドウ、ヒサカキ、ミズキ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ、ヤマコウバシ
(紅葉・黄葉)アカシデ、イヌシデ、エノキ、エビヅル、クサイチゴ、ソメイヨシノ、チドリノキ、ツタ、ニガキ、ヌルデ、ハゼノキ、ミツデカエデ、ヤマグワ、ヤマハギ

〔草〕
(花の見頃)アカハナワラビ、アワコガネギク、エゾリンドウ、カンアオイ、キチジョウソウ、シロヨメナ、タイアザミ、タイワンホトトギス、タマサンゴ、ノハラアザミ
(花そろそろ終わり)オオニガナ、シラヤマギク、シロバナサクラタデ、セイタカアワダチソウ、ダイコンソウ、ツリフネソウ、ナンバンギセル、ノコンギク、ヒメジョオン、マルバフジバカマ、ヤブタバコ、ヤマハッカ、ユウガギク
(実の見頃)アカネ、アマチャヅル、オギ、カラスウリ、キンミズヒキ、シオデ、ススキ、ダイコンソウ、タマサンゴ、ツルマメ、ヌスビトハギ、ヒヨドリジョウゴ、ヘクソカズラ、ホウチャクソウ、ミズタマソウ、ヤブミョウガ、ヨウシュヤマゴボウ
(紅葉・黄葉)アキノウナギツカミ、アシボソ、イヌヌマトラノオ、オニドコロ、カラスウリ、キンミズヒキ、シモバシラ、シロネ、シロバナサクラタデ、チョウジソウ、ヌスビトハギ、ヌマトラノオ、ヘクソカズラ、ホウチャクソウ、ミズオトギリ、ミソハギ、ミョウガ、ヤブマオ、ヤブマメ

 動物は以下の通りです。
〔クモ類〕モエギザトウムシ、ジョロウグモ
〔昆虫〕
 トンボ類…アキアカネ
 カマキリ類…オオカマキリ卵鞘、ハラビロカマキリ卵鞘、コカマキリ
 バッタ類…ツヅレサセコオロギ、アオマツムシ、カネタタキ、コバネイナゴ
 カメムシ類…アカヒメヘリカメムシ
 チョウ類…モンシロチョウ、キタキチョウ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、アサギマダラ(幼虫)、キタテハ、ツマグロヒョウモン、ホシホウジャク
 甲虫類…オジロアシナガゾウムシ
 ハチ類…ハラナガツチバチ、オオスズメバチ、クマバチ
 ハエ類…ホソヒラタアブ、ケヒラタアブ、シマハナアブ、アシブトハナアブ、オオハナアブ、キゴシハナアブ、キンバエsp。、ツマグロキンバエ
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、アオジ、ハクセキレイ、メジロ、シジュウカラ、モズ、ヒヨドリ、コゲラ、ドバト
〔その他〕メダカ、モツゴ、スジエビ、ヒバカリ、クサガメ、ミスジマイマイ

 写真はヤブコウジとカラタチバナの実、サルトリイバラの実、コウヤボウキの花です。
 ヤブコウジ(別名を十両)とカラタチバナ(別名を百両)はヤブコウジ科(サクラソウ科)ヤブコウジ属の常緑低木です。赤い実が美しく、縁起物としてお正月の飾り物に使われます。同じ仲間のマンリョウ(万両)、センリョウ科のセンリョウ(千両)も少しずつ色づき始めています。同じように縁起物とされ、こちらも園内で見ることができます。また、赤い実は鳥たちの冬の食料となっています。ヤブコウジは路傍植物園で、カラタチバナは路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。
 サルトリイバラはユリ科(シオデ科)のツル性木本です。漢字で「猿捕茨」と書き、鋭い刺に猿もひっかかるだろうという意味で名付けられました。別名の山帰来(サンキライ)は、この実に毒消しの効果があり、具合の悪いときに山に入って食べると帰って来るという故事から来ています。関西では柏餅のカシワの葉の代わりに、香りの良いこの生葉で餅を包みます。雌雄異株で、武蔵野広場に雌株があり赤い実が見られます。
 コウヤボウキはキク科コウヤボウキ属の落葉小低木です。木とは思えないほど背は低いです。高野山でこの木の枝を集めて箒として使ったことから、この名前が付けられました。武蔵野植物園で見られます。
ヤブコウジとカラタチバナの実
ヤブコウジとカラタチバナの実
サルトリイバラの実
サルトリイバラの実
コウヤボウキの花
コウヤボウキの花
画像をクリックすると大きくなります。