生物記録情報

2013.5.29
生物記録情報 
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(咲き始め)ガクアジサイ、ムラサキシキブ、ヤブニッケイ
(花の見頃)サツキ、テイカカズラ、ネズミモチ、ハゼノキ、ハマクサギ、ヤマアジサイ、ヤマボウシ
(花そろそろ終わり)アワブキ、イボタノキ、スイカズラ、ナワシロイチゴ

〔草〕
(咲き始め)クガイソウ、クサフジ、クララ、ツユクサ、ハンカイソウ
(花の見頃)アイイロニワゼキショウ、アサザ、イ、オオチドメ、カタバミ、カモジグサ、クサイ、クサノオウ、ケキツネノボタン、コナスビ、コモチマンネングサ、シロツメクサ、スズメノカタビラ、ドクダミ、ナガバハエドクソウ、ニワゼキショウ、ヌカボ、ノハナショウブ、フトイ、ヤマブキショウマ
(花そろそろ終わり)イヌガラシ、ウシハコベ、オオバコ、オニタビラコ、キクムグラ、キショウブ、クサヨシ、サイハイラン、チョウジソウ、ツメクサ、トウバナ、ナツノハナワラビ、ハナイバナ、ハナミョウガ、ハルジオン、ムラサキサギゴケ、ヤブタビラコ

 動物は以下の通りです。
〔昆虫〕
 トンボ類…シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ
 キリギリス類…ヒメギス
 アブラムシ類…モモコフキアブラムシ
 チョウ類…アオスジアゲハ、クロアゲハ、モンシロチョウ、ウラギンシジミ、ミズイロオナガシジミ、ルリシジミ、キタテハ、コミスジ、ヒメジャノメ、イチモンジセセセリ
 甲虫類…ムネクリイロボタル、ナミテントウ
 ハエ類…マガリケムシヒキ、ホソヒラタアブ、ヒメヒラタアブ、ニクバエsp.
 ハチ類…セグロカブラハバチ(ニホンチュウレンジより訂正)、クマバチ、セイヨウミツバチ
     
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、カワセミ、コゲラ、カルガモ、キジバト、ドバト

〔その他〕カナヘビ、クサガメ、メダカ、ヨシノボリ、スジエビ

 写真はノハナショウブの花、ヤマアジサイの花、クガイソウの花です。
 ノハナショウブはアヤメ科アヤメ属の多年草です。初夏の湿原を彩る代表種です。水生植物園では同じ仲間のカキツバタ、アヤメはすでに花の時期を終え、キショウブも最盛期を過ぎ、ノハナショウブが見頃を迎えています。葉はサトイモ科のショウブの葉に似て、美しい花を咲かせる野生のハナショウブという意味で、数多くの園芸品種のあるハナショウブの原種です。
 ヤマアジサイはユキノシタ科(アジサイ科)アジサイ属の落葉低木です。日本原産で、山の湿った林内や沢沿いに自生するアジサイです。アジサイという名前の由来は、集めるという意の「あづ」に青の意の「さ藍」が結びついた「アヅサアイ」が「アジサイ」に変化したもので、「青い花が集まっている」という意味です。花の色は白、青、ピンクなど、変異が多いですが、園内にあるヤマアジサイの花は白色です。大きな装飾花に取り囲まれた中に、小さな両性花がたくさん咲きます。路傍植物園で見られます。
 クガイソウはゴマノハグサ科(オオバコ科)クガイソウ属の多年草です。茎に葉が3枚から8枚ほど輪生し、それが9段くらいの層になることから、「九階草」あるいは「九蓋草」と呼ばれるようになりました。茎の先端に薄紫色の長い穂状の花序をつけ、それが風に揺れる様子は風情があります。水生植物園で見られます。
ノハナショウブの花
ノハナショウブの花
ヤマアジサイの花
ヤマアジサイの花
クガイソウの花
クガイソウの花
画像をクリックすると大きくなります。