生物記録情報

2013.5.22
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(咲き始め)ムラサキシキブ、ヤマアジサイ
(花の見頃)イイギリ、イボタノキ、ウツギ、スイカズラ、ハマクサギ、ヤマボウシ
(花そろそろ終わり)エゴノキ、ゴンズイ、スダジイ、ナワシロイチゴ、ノイバラ、ホオノキ、マユミ、マルバウツギ

〔草〕
(咲き始め)アサザ、ケキツネノボタン、ドクダミ、ナガバハエドクソウ、ヌカボ
(花の見頃)アイイロニワゼキショウ、オオバコ、カタバミ、カモジグサ、キショウブ、クサノオウ、クサヨシ、コナスビ、サイハイラン、シロツメクサ、スズメノカタビラ、トウバナ、ナツノハナワラビ、ニワゼキショウ、フトイ、ヤマブキショウマ
(花そろそろ終わり)ウシハコベ、オニタビラコ、カキツバタ、キクムグラ、ゴウソ、チョウジソウ、ツメクサ、ハナイバナ、ハルジオン、ヘビイチゴ、ムラサキサギゴケ、ヤブタビラコ、ヤブヘビイチゴ

 動物は以下の通りです。
〔昆虫〕
アブラムシ類…モモコフキアブラムシ
チョウ類…アオスジアゲハ、クロアゲハ、キタキチョウ、ルリシジミ、アカボシゴマダラ、コミスジ、ヒメジャノメ、イチモンジセセセリ、
ハエ類…マガリケムシヒキ、ホソヒラタアブ、ヒメヒラタアブ.
ハチ類…セグロカブラハバチ(ニホンチュウレンジより訂正)、ルリチュウレンジ、オオスズメバチ、ウツギノヒメハナバチ、クマバチ、コマルハナバチ、セイヨウミツバチ
     
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、キビタキ、ツバメ、コゲラ、アオサギ、カルガモ、キジバト、ドバト

〔その他〕カナヘビ、クサガメ、メダカ、ヨシノボリ、スジエビ

 写真はヤマボウシの花、ヤマブキショウマの花、ハマクサギの花です。
 ヤマボウシはミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木です。街路樹などでお馴染みの北アメリカ原産のハナミズキ(アメリカヤマボウシとも呼ばれる)と同じ仲間です。白い大きな花弁に見えるものは総苞片で、中心部に多数の花が集まっています。総苞片が開いた後に、咲き始めます。「山法師」と書き、総苞片を僧兵の頭巾に、頭状花序を僧兵の頭に見立てたのでこの名があります。武蔵野植物園と路傍植物園で見られます。
 ヤマブキショウマはバラ科ヤマブキショウマ属の多年草です。ショウマという名の付く植物はいくつもありますが、その名前の由来は根を漢方薬の「升麻(ショウマ)」にするキンポウゲ科のサラシナショウマからきています。ヤマブキショウマは花の姿がサラシナショウマに似て葉がヤマブキに似ているということから名付けられました。雌雄異株です。武蔵野植物園で雄株が見られます。
 ハマクサギはクマツヅラ科ハマクサギ属の落葉小高木です。東海・近畿以西に自生します。自然教育園には江戸時代高松藩の下屋敷だった頃に、平賀源内が持ち込んだと推測されます。「浜臭木」という名前は海岸沿いにあり、葉に臭気があることから付けられました。花は小さく地味ですが、ユニークな形をしています。咲き始めは白色ですが、黄色く変わり落下します。路傍植物園・水鳥の沼付近で見られます。
ヤマボウシの花
ヤマボウシの花
ヤマブキショウマの花
ヤマブキショウマの花
ハマクサギの花
ハマクサギの花
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