生物記録情報

2013.7.9
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(咲き始め)エビヅル、クズ、ノブドウ、マンリョウ
(花の見頃)アオツヅラフジ、トウネズミモチ、ナツフジ、ヒトツバハギ、ヤマハギ
(花そろそろ終わり)ガクアジサイ、カラタチバナ、ツタ、リョウブ

〔草〕
(咲き始め)ツユクサ、ヌスビトハギ、マヤラン、ミズタマソウ、ミゾソバ、ミソハギ、ユウガギク
(花の見頃)アサザ、アズマカモメヅル、イヌヌマトラノオ、オオチドメ、オオバギボウシ、オニドコロ、ギンミズヒキ、ケキツネノボタン、コバノカモメヅル、コヒルガオ、シオデ、ジャノヒゲ、シロツメクサ、シロネ、ソクズ、タカトウダイ、タケニグサ、チダケサシ、ツルニガクサ、ヌマトラノオ、ノカンゾウ、ハエドクソウ、ハグロソウ、ハンゲショウ、ヒメジョオン、ママコノシリヌグイ、ミズヒキ、ミツバ、メヤブマオ、ヤブカンゾウ、ヤブマオ、ヤブミョウガ、ヤマユリ、ヨウシュヤマゴボウ
(花そろそろ終わり)アイイロニワゼキショウ、ウマノミツバ、オカトラノオ、キツネガヤ、クサフジ、チゴザサ、ナガバハエドクソウ

 動物は以下の通りです。
〔クモ類〕ササグモ、ジョロウグモ幼体
〔昆虫〕
 トンボ類…ヤブヤンマ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ(7/11)、コシアキトンボ
 カメムシ類…アメンボ、ムラサキシラホシカメムシ幼虫
 セミ類…ニイニイゼミ
 チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ(成虫・幼虫)、クロアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ムラサキシジミ(7/11)、ルリシジミ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、ヒカゲチョウ、イチモンジセセリ(7/11)
 甲虫類…オオヒラタシデムシ、マメコガネ(7/11)、コクワガタ、カブトムシ
 ハチ類…セグロカブラハバチ、オオモンクロベッコウ、キオビツチバチ、スズバチ、セグロアシナガバチ、ハキリバチsp.、アカガネコハナバチ、クマバチ
 ハエ類…コウヤツリアブ、クロバネツリアブ、シオヤアブ(7/11)、マダラアシナガバエ、ホソヒラタアブ、アシブトハナアブ(7/11)、キンバエsp.
     
〔鳥類〕ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、コゲラ、カイツブリ、キジバト、ドバト

〔その他〕クサガメ、メダカ、ヨシノボリ、モツゴ、スジエビ

 写真はヤブミョウガの花、ヌマトラノオの花、ヤブヤンマです。
 ヤブミョウガはツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草です。名前はやぶなどに生える、ミョウガ(茗荷)に似ている草という意味です。ミョウガの方はショウガ科に属し、葉は確かにミョウガに似ていますが、花は全く似ていません。また、実は青黒く熟し晩秋まで残ります。路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。
 ヌマトラノオはサクラソウ科オカトラノオ属の多年草で、沼などの湿ったところに見られます。先に咲き始めたイヌヌマトラノオと同じ仲間でよく似ています。イヌヌマトラノオに比べ、全体に細身で穂が真っ直ぐに上に伸びており、花の付き方もまばらです。水生植物園で見られます。
 水生植物園の池ではトンボが飛ぶ姿を見ることができます。今よく見られるのは、コシアキトンボ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、ギンヤンマ、ショウジョウトンボなどです。この日は薄暗い森の小道で、わずかな羽音に気づき探してみると、木の枝にぶら下がり止まっている大きなトンボを発見しました。一見オニヤンマのようでしたが、複眼が美しい水色のヤブヤンマの雄でした。雌の複眼は緑色です。このような環境を好み、朝や夕方には上空を飛ぶようです。産卵方法が変わっており、雌は水際から離れた地面に卵を産み付けます。
ヤブミョウガの花
ヤブミョウガの花
ヌマトラノオの花
ヌマトラノオの花
ヤブヤンマ
ヤブヤンマ
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