生物記録情報

2013.4.17
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(咲き始め)サワフタギ、シュロ、ミズキ
(花の見頃)イヌザクラ、カマツカ、クサイチゴ、チドリノキ、ツクバネウツギ、ニシキギ、ミツデカエデ、ミツバウツギ、ムベ、ヤマツツジ
(花そろそろ終わり)アオキ、アケビ、イロハモミジ、ウワミズザクラ、コナラ、シロヤブツバキ、ナツグミ、ニワトコ、マルバアオダモ、ミツバツツジ、ヤマブキ

〔草〕
(咲き始め)オヘビイチゴ、キンラン、スイバ、チョウジソウ、ハルジオン
(花の見頃)ウラシマソウ、エナシヒゴクサ、エビネ、オドリコソウ、オニタビラコ、カキドオシ、カントウタンポポ、キクムグラ、キュウリグサ、キランソウ、クサノオウ、シャガ、ジュウニヒトエ、セキショウ、ツボスミレ、ハコベ、ハナイバナ、ハナダイコン、ハナニラ、ヒメウズ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ミゾイチゴツナギ、ミツバツチグリ、ムサシアブミ、ムラサキサギゴケ、ヤエムグラ、ヤブタビラコ、ヤブヘビイチゴ、ヤマブキソウ
(花そろそろ終わり)アゼスゲ、アメリカスミレサイシン、イカリソウ、イチリンソウ、カサスゲ、サクラソウ、シュンラン、ジロボウエンゴサク、セントウソウ、タチツボスミレ、ニリンソウ、ノウルシ、ミツガシワ、ムラサキケマン、ヤブニンジン、ラショウモンカズラ

 動物は以下の通りです。
〔昆虫〕
 チョウ類…クロアゲハ、キタキチョウ
 ハエ類…ビロードツリアブ、ホソヒラタアブ、アシブトハナアブ、オオクロバエ
 ハチ類…セグロカブラハバチ(ニホンチュウレンジより訂正)、ニホンカブラハバチ、コマルハナバチ、クマバチ
 カメムシ類…アメンボ
     
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、シメ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、ウグイス、コゲラ、アオサギ、カルガモ、キジバト、ドバト

〔その他〕アズマヒキガエル幼生、クサガメ、モツゴ、メダカ、スジエビ

 写真はエビネの花、ミツデカエデの花、ムベの花です。
 エビネはラン科エビネ属の多年草です。日本に自生するランの仲間の代表的な種で美しい花を咲かせます。地下茎に節が多く、ヒゲ根が出ている様子がエビに似ていることから、この名前が付けられました。路傍植物園で見られます。
 ミツデカエデはカエデ科カエデ属の落葉高木です。「三手楓」と書き、3つの手のカエデという意味で、葉が3枚の小葉に分かれることからこの名前が付きました。前年枝に小さな黄色い花からなる長い花序がつきます。雌雄異株です。水生植物園で雄株が見られます。
 ムベはアケビ科ムベ属の常緑性のツル植物です。ムベの果実はアケビと同様に食べられますが、アケビのように縦裂して開くことはありません。秋には赤く熟した様子が見られます。昔、この果実をわらかごに入れて朝廷に献上したので大賛(おおにえ)すなわち筍苴(おおむべ)と言いました。これがウムベとなり、次いでウベと略せられ、ムベに転訛したと言われています。雌雄異花で、多数の雄花と少数の雌花を付けます。水生植物園の中央トイレ近くの枯れたソメイヨシノに絡んでいるのが見られます。果実の写真は2012.11.14の生物記録情報をご覧ください。
エビネの花
エビネの花
ミツデカエデの花
ミツデカエデの花
ムベの花
ムベの花
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