生物記録情報

2013.6.11
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(花の見頃)アカメガシワ、ガクアジサイ、ケンポナシ、サツキ、ナンテン、ムクロジ、ムラサキシキブ
(花そろそろ終わり)テイカカズラ、ネズミモチ、ハマクサギ、ヤブニッケイ、ヤマアジサイ

〔草〕
(咲き始め)イヌヌマトラノオ、タカトウダイ、タケニグサ、ツユクサ、ネジバナ、ノカンゾウ、ハグロソウ、ハンゲショウ、ヤブマオ
(花の見頃)アサザ、オオチドメ、カタバミ、クガイソウ、クサフジ、クララ、シロツメクサ、スズメノカタビラ、ドクダミ、トモエソウ、ナガバハエドクソウ、ノハナショウブ、ハンカイソウ、ヒメジョオン、フトイ、ホタルブクロ、ヤブレガサ
(花そろそろ終わり)アイイロニワゼキショウ、イ、オニスゲ、カモジグサ、キクムグラ、クサイ、クサノオウ、コナスビ、コモチマンネングサ、ニワゼキショウ、ノビル

 動物は以下の通りです。
〔クモ類〕ハナグモ
〔昆虫〕
 アブラムシ類…モモコフキアブラムシ
 チョウ類…キアゲハ、モンシロチョウ、ヒメジャノメ、ヒカゲチョウ
 甲虫類…アオカミキリモドキ
 ハエ類…キイロホソガガンボ、ウスキバネヒメガガンボ、ハラキンミズアブ、マガリケムシキ、ホソヒラタアブ、ヒメヒラタアブ
 ハチ類…コマルハナバチ
     
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、コゲラ、アオサギ、カルガモ、キジバト、ドバト

〔その他〕クサガメ、メダカ、ヨシノボリ、モツゴ、スジエビ、アメリカザリガニ、ミスジマイマイ、ニッポンマイマイ

 写真はガクアジサイの花、トモエソウの花、ムラサキシキブの花です。
 ガクアジサイはユキノシタ科(アジサイ科)アジサイ属の落葉低木です。日本原産で関東・東海地方の海岸線に自生します。ガクアジサイの「ガク」とは、中心部に集まった両性花を取り囲んだ白い大きな装飾花を額縁に見立てたことに由来します。先に咲き始めた同じ仲間のヤマアジサイに比べると、花はより大型で、葉に光沢があります。ガクアジサイの花は武蔵野植物園と水鳥の沼付近で見られます。
 トモエソウはオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草です。漢字では「巴草」と書きます。1枚1枚の花弁が少しずつねじれていて、卍形(まんじがた)をしているところからこの名前が付けられました。日当たりの良い湿った草地に生えます。花の直径が5センチほどで、我が国のオトギリソウ科では最大です。一日花で、朝咲いた花が夕方にはしぼんでしまうのが惜しいような美しい花です。水生植物園で見られます。
 ムラサキシキブはクマツヅラ科(シソ科)ムラサキシキブ属の落葉低木です。名前のいわれは紫色の美しい実が源氏物語の作者・紫式部を連想したことからです。実の写真は2012.11.7の生物記録情報をご覧ください。現在、ピンク色のかわいらしい花が盛りとなっています。園内各所で見られます。
ガクアジサイの花
ガクアジサイの花
トモエソウの花
トモエソウの花
ムラサキシキブの花
ムラサキシキブの花
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