生物記録情報

2010.10.27
 現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
 写真はシロヨメナの花、アワコガネギクの花、オオニガナの花です。いずれも秋らしいキク科の草本です。
 シロヨメナはキク科シオン属の多年草です。「ノギク」と呼ばれる白いキクの1種です。ヨメナという名前が付きますが、ヨメナ属のヨメナの白花種という意味ではありません。路傍植物園と武蔵野植物園で小群落が見られます。
 アワコガネギクはキク科キク属の多年草です。「泡黄金菊」と書き、泡のように密集して黄金色の花をつける菊という意味です。別名はキクタニギクですが、自生地である京都府菊谷に基づいています。東京都の絶滅危惧種となっています。武蔵野植物園で咲き始めました。
 オオニガナはキク科フクオウソウ属の多年草で、湿地に自生します。アキノノゲシに似ていますが、葉の形が異なり、花は大型で色も鮮やかです。こちらも東京都の絶滅危惧種となっています。水生植物園で見られます。

〔樹木〕
(咲き始め) サザンカ
(花の見頃) クコ、チャノキ
(実の見頃) アオツヅラフジ、イイギリ、ガマズミ、カラタチバナ、ゴンズイ、サネカズラ、シラカシ、シロダモ、センリョウ、ツクバネガシ、ツルウメモドキ、ノブドウ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ

〔草〕
(咲き始め) アワコガネギク、オオニガナ、リンドウ
(花の見頃) アキノウナギツカミ、イヌホオズキ、カンアオイ、キセルアザミ、コメナモミ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シラヤマギク、シロヨメナ、ススキ、セイタカアワダチソウ、タイアザミ、タイワンホトトギス、ノガリヤス、ノコンギク、ノハラアザミ、ハナタデ、フジバカマ、ボントクタデ、ヤマハッカ、ユウガギク
(花そろそろ終わり) アカネ、オギ、キツネノマゴ、ゲンノショウコ、シロバナキツネノマゴ、ダイコンソウ、ツリフネソウ、ナガボノシロワレモコウ、ナンバンギセル、ネズミガヤ、ヒヨドリバナ、ママコノシリヌグイ、マルバフジバカマ、ヤブタバコ、ヨウシュヤマゴボウ、ヨシ、ワレモコウ
(実の見頃) アブラススキ、イヌホオズキ、カラスウリ、キンミズヒキ、ダイコンソウ、チカラシバ、ツルマメ、ヌスビトハギ、ヘクソカズラ、ホウチャクソウ、ミズタマソウ、ヤブミョウガ
シロヨメナの花
シロヨメナの花
アワコガネギクの花
アワコガネギクの花
オオニガナの花
オオニガナの花
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