生物記録情報

2010.8.4
 現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
 写真はダイコンソウの花、ミソハギの花、ノブドウの花です。
 ダイコンソウはバラ科ダイコンソウ属の多年草です。根生葉がダイコンの葉に似ていることから名付けられました。花のあと花柱の先が強く鉤状に曲がって実となり、秋には動物の毛などに付くいわゆる「ひっつき虫」となります。園内各所で見られます。
 ミソハギはミソハギ科ミソハギ属の多年草です。お盆の頃供物に水をそそぐのに用いるので、「禊萩(みそぎはぎ)」と呼ばれたのが名前のいわれです。また、溝のような湿地に多いため「溝萩(みぞはぎ)」とも呼ばれる地方もあります。水生植物園で見られます。
 ノブドウはブドウ科ノブドウ属のつる性の落葉低木です。その名の通り、野にあるブドウという意味です。秋には美しい実を付けますが、ヤマブドウのように実はおいしくありません。水生植物園で見られます。

〔樹木〕
(花の見頃) カラスザンショウ、クサギ、サネカズラ、ノブドウ
(花そろそろ終わり) カラタチバナ
(実の見頃) イヌザクラ、ウワミズザクラ

〔草〕
(咲き始め) ウリクサ、エゾアブラガヤ、オオヒナノウスツボ、キツネノカミソリ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、ナガボノシロワレモコウ、ヌスビトハギ、ヘクソカズラ、ユウガギク
(花の見頃) アキカラマツ、アサザ、ウバユリ、エビヅル、オニドコロ、サワヒヨドリ、シュロソウ、シロネ、スズメノヒエ、ソクズ、ダイコンソウ、タカトウダイ、ツユクサ、ツルニガクサ、ヌマトラノオ、ハグロソウ、マツカゼソウ、ママコノシリヌグイ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ミソハギ、メハジキ、メヤブマオ、ヤブミョウガ、ヤブラン、ヤマノイモ
(花そろそろ終わり) イヌヌマトラノオ、オカトラノオ、オヒシバ、キキョウ、ケキツネノボタン、タケニグサ、トウバナ、ハエドクソウ、ヒメジョオン、ミョウガ
ダイコンソウの花
ダイコンソウの花
ミソハギの花
ミソハギの花
ノブドウの花
ノブドウの花
画像をクリックすると大きくなります。