2010.4.21
現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
写真はヤマブキソウの花、ミツバツチグリの花、ミツデカエデの花です。
ヤマブキソウは木本のヤマブキの花に似た野草という意味で、この名前が付けられました。山吹色の鮮やかな花です。木本のヤマブキはバラ科で花弁が5枚ですが、草本のヤマブキソウはケシ科で花弁は4枚です。路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。
ミツバツチグリはバラ科キジムシロ属の多年草です。同じ仲間で、根茎が生のままで食べられる土栗(ツチグリ)という植物に似ていることと、葉が3枚の小葉からなることからこの名前がつけられました。武蔵野植物園で見られます。
ミツデカエデは「三手楓」と書き、3つの手のカエデという意味です。葉が3つの小葉に分かれることからこの名前が付きました。前年枝に小さな黄色い花からなる長い花序がつきます。水生植物園で見られます。
〔樹木〕
(咲き始め) イヌザクラ、ミツバウツギ、ヤマツツジ
(花の見頃) アケビ、イロハモミジ、クサイチゴ、クヌギ、クロマツ、コクサギ、コナラ、サルトリイバラ、ツクバネウツギ、ナツグミ、ヒメカジイチゴ、マルバアオダモ、ミツデカエデ、ミツバツツジ、ムベ、ヤマグワ、ヤマブキ
(花そろそろ終わり) アオキ、イヌコリヤナギ、ジャヤナギ、ニワトコ、ミツバアケビ
〔草〕
(咲き始め) ウシハコベ、オニタビラコ、オヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ツメクサ、パピリオスミレ
(花の見頃) イカリソウ、イチリンソウ、ウラシマソウ、オドリコソウ、カキドオシ、カタバミ、カントウタンポポ、キクムグラ、キランソウ、クサノオウ、ケマルバスミレ、サクラソウ、シャガ、ジロボウエンゴサク、セントウソウ、タチイヌノフグリ、タチツボスミレ、チゴユリ、ツボスミレ、ニリンソウ、ノウルシ、ハコベ、ハナダイコン、ハナニラ、ヒメウズ、ヘビイチゴ、ミゾイチゴツナギ、ミツガシワ、ミツバツチグリ、ミミナグサ、ムサシアブミ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、ヤエムグラ、ヤブタビラコ、ヤブニンジン、ヤブヘビイチゴ、ヤマブキソウ、ヤマルリソウ、ラショウモンカズラ
(花そろそろ終わり) アゼスゲ、カサスゲ、シュンラン