生物記録情報

2009.9.17
 現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
 写真はゲンノショウコ、ヒガンバナ、フジバカマの花です。
 ゲンノショウコは下痢止めの民間薬としてよく知られています。飲むとすぐに効果が現れるので、「ゲンノショウコ(現の証拠)」と名付けられました。フウロソウ科の多年草です。水生植物園、武蔵野植物園、いもりの池周辺で見られます。
 ヒガンバナはまさに秋の彼岸の頃に花が咲くおなじみの花です。また「曼珠沙華」という別名は赤花を表す梵語によるものです。路傍植物園、水生植物園、武蔵野植物園他、園内各所で見られます。
 フジバカマは、「秋の七草」の一つで、古い時代に中国から渡った帰化植物とされています。キク科ヒヨドリバナ属ですが、園内には同じ属にあるサワヒヨドリ、ヒヨドリバナ、マルバフジバカマの3種も見られます。花の形態はよく似ており、葉の形などから区別することができます。フジバカマは武蔵野植物園で見られます。

〔樹木〕
(花の見頃) アオツヅラフジ、エビヅル、サネカズラ、ヤマハギ
(花そろそろ終わり) ノブドウ
(実の見頃) イイギリ、ガマズミ、ゴンズイ、ツルウメモドキ、ヤマボウシ

〔草〕
(咲き始め) カゼクサ、カラスノゴマ、カリガネソウ、キバナアキギリ、チカラシバ、ツリフネソウ、ナキリスゲ、ハナタデ、フタバハギ、ヤマハッカ
(花の見頃) アゼガヤツリ、アブラススキ、イノコズチ、ウリクサ、オオバコ、オオヒナノウスツボ、オトコエシ、オヒシバ、カナムグラ、カラムシ、ガンクビソウ、キツネノマゴ、クズ、ゲンノショウコ、サワヒヨドリ、シモバシラ、シュウブンソウ、シラヤマギク、シロバナキツネノマゴ、シロバナサクラタデ、ススキ、スズメノヒエ、タイアザミ、ダイコンソウ、タカトウダイ、チヂミザサ、ツユクサ、ツルボ、トラノオスズカケ、ナガボノアカワレモコウ、ナガボノシロワレモコウ、ナンバンギセル、ノダケ、ノハラアザミ、ノブキ、ハグロソウ、ハシカグサ、ヒガンバナ、ヒメジソ、ヒヨドリバナ、フジバカマ、ミズオトギリ、ムカゴイラクサ、メドハギ、モミジガサ、ヤマホトトギス、ユウガギク、ヨモギ、ワレモコウ
(花そろそろ終わり) キンミズヒキ、シロネ、タマサンゴ、ツルマメ、ヌスビトハギ、ノシラン、マツカゼソウ、ミズヒキ、ヤブミョウガ、ヤブラン
(実の見頃) エゾアブラガヤ、キンミズヒキ、ソクズ、ダイコンソウ、タマサンゴ、ヌスビトハギ、ノブキ、ホウチャクソウ、ミズタマソウ、ヤブミョウガ
ゲンノショウコの花
ゲンノショウコの花
ヒガンバナの花
ヒガンバナの花
フジバカマの花
フジバカマの花
画像をクリックすると大きくなります。