生物記録情報

2009.9.23
 現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
 写真はヤマホトトギス、カリガネソウ、カラスノゴマの花です。
 ヤマホトトギスはユリ科のホトトギス属の仲間です。山のホトトギスという意味ですが、「ホトトギス」という名前は花びらにある紫色の斑紋が鳥のホトトギスの胸の斑紋と似ていることから付けられました。路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。
 カリガネソウはクマツヅラ科の多年草です。湾曲する花の形が雁(カリガネはカモ科マガン属の1種でマガンに似ている)の飛ぶ姿に似るため、この名が付けられました。花の姿は清楚で美しいのですが、葉に臭気があります。路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。
 カラスノゴマは、シナノキ科の多年草です。どこかユーモラスなこの名前の由来は種子をカラスの食べる胡麻に見立てたということです。黄色い花を下向きに咲かせますが、その後にできるサヤの中にゴマのような丸いい種子ができます。武蔵野植物園で見られます。

〔樹木〕
(咲き始め) チャノキ
(花の見頃) アオツヅラフジ、サネカズラ、ヤマハギ
(実の見頃) イイギリ、ガマズミ、クサギ、ゴンズイ、シロダモ、ツルウメモドキ、ヤマボウシ

〔草〕
(咲き始め) イヌショウマ、トダシバ、ネズミガヤ、ミゾソバ、ヤブマメ、ヨシ
(花の見頃) アキノウナギツカミ、アブラススキ、イノコズチ、ウリクサ、オオバコ、オトコエシ、オヒシバ、カゼクサ、カラスノゴマ、カリガネソウ、キツネノマゴ、キバナアキギリ、ゲンノショウコ、サワヒヨドリ、シモバシラ、シュウブンソウ、シラヤマギク、シロバナキツネノマゴ、シロバナサクラタデ、ススキ、タイアザミ、チカラシバ、チヂミザサ、ツユクサ、ツリフネソウ、ツルボ、トラノオスズカケ、ナガボノアカワレモコウ、ナガボノシロワレモコウ、ナキリスゲ、ナンバンギセル、ノダケ、ノハラアザミ、ハグロソウ、ハナタデ、ヒガンバナ、ヒメジソ、ヒヨドリバナ、フジバカマ、ミズオトギリ、ヤブタバコ、ヤマハッカ、ヤマホトトギス、ユウガギク、ワレモコウ
(花そろそろ終わり) カナムグラ、カラムシ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、シロネ、ダイコンソウ、タカトウダイ、ヌスビトハギ、ハシカグサ、マツカゼソウ、モミジガサ、ヤブミョウガ、ヨモギ
(実の見頃) エゾアブラガヤ、キンミズヒキ、ソクズ、ダイコンソウ、ヌスビトハギ、ノブキ、ホウチャクソウ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ヤブミョウガ
ヤマホトトギスの花
ヤマホトトギスの花
カリガネソウの花
カリガネソウの花
カラスノゴマの花
カラスノゴマの花
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