附属自然教育園

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スタッフブログ

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9月18日(金) イシガメ
ツリフネソウの花がもうすぐ咲きそうです。こんにちは、大澤です。

自然教育園の池や沼には、日本固有種のイシガメが生息しています。
イシガメは、本州・四国・九州にひろく分布しています。

5月から8月に園路などに穴を掘って5個から10個産卵します。この卵は約70日でふ化し、水に入ります。
この小亀の甲羅が丸く、銭に似ることから「銭亀」と呼ばれることもあります。

園路で見つけたイシガメは甲羅の長さが20cmありました。
特徴は甲羅の後ろに切れ目があることです。

個体数はクサガメに比べると少なく、他の動物などの侵入などでイシガメの生息環境を脅かしているかもしれません。
イシガメが生息・繁殖できる環境を維持していきたいと思います。

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9月13日(日) 自然史セミナー
 こんにちは、遠藤です。
 夕方になるとどこからか虫たちの鳴き声が聞こえてきます。園内でも徐々に秋が感じられるようになってきました。

 本日は自然史セミナー「ハギの花」(講師: 植物研究部 秋山忍)が開催されました。

 ハギ(萩)といえば秋の七草の一つとしてよく知られた植物です。今回はそんなハギをテーマに、代表的な種の花のつくりや分布のほか、野生種間で生じた雑種などについての解説がありました。

 かなり専門的な内容でしたが参加者の方々の関心は非常に高く、質疑応答の時間では積極的に質問を投げかける様子が見られました。

 園内でも今の時期、ヤマハギ、メドハギなどの花が見られます。そのため参加者の中には講座の後に実際に見に行かれた方も多かったようです。
 また講義の中でも触れていましたが、ハギ(ハギ属)とはグループの違うヌスビトハギやフタバハギ(ナンテンハギ)など「ハギ」の名をもつ植物も園内で見ることができます。

 園内を散策する際はぜひ探してみてください。

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9月11日(金) 雨上がりの風景
こんにちは、久永です。
昨日までの大雨とうって変わり、本日は秋晴れのすがすがしい日になりました。

園内を回ると、各所で秋の花が見ごろになりつつあります。
水生植物園のセンニンソウがちょうど満開で、花の写真を撮りにいらしたお客様を多く見かけました。
ヒガンバナ(写真)やアザミが咲き始めており、これから美しくなってくることでしょう。

昨日まで雨に打たれて木陰でじっとしていたチョウたちも、秋の花に誘われて多く飛んでいました。
雨上がりの湿気を含んだ土から色々なキノコが顔を出しているのも観察できます。

天気予報によると週末は天気が良いようです。
秋の気配漂う自然教育園に、ぜひ散策にいらしてください。

なお、大雨の影響で園路がところどころ凹凸になっている場所もありますので、歩きやすい靴でお越しになるのをおすすめします。


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9月6日(日) 日曜観察会
 秋雨前線の影響ですっきりしない天気が続いていますね。
 こんにちは、遠藤です。

 本日は日曜観察会「クールアイランド」が開催されました。
 
 都心部の気温が周辺部よりも顕著に高くなる現象をヒートアイランド現象といい問題視されていますが、自然教育園とその周辺においては他の市街地よりも気温が低くクールアイランドとなっています。これは森林による冷却作用によるもので、道路上などと比べるとその差は12℃にも達することがあります。また自然教育園からにじみ出る冷気が周辺市街地を冷却する能力はクーラー4000台分にも相当します。
 
 本日の講座ではこのクールアイランドについての説明と蒸散(植物体内より水分が水蒸気となって放出される現象)による冷却のメカニズムについて、霧吹きやペットボトルなどの教材を交えて解説しました。

 自然教育園のような自然緑地は単に動植物の生活の場というだけでなく、知らず知らずのうちに私たちもあらゆる面でその恩恵を受けているといえます。今回の講座はそんな自然緑地の機能について、より理解を深めることのできる機会となったのではないでしょうか。

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9月5日(土) 大都会「東京」の中の自然教育園
こんにちは所です。

自然教育園のホームページのトップページの写真を航空写真に替えました。

航空写真には、レインボーブリッジや高層ビルが写っていて、自然教育園が大都会「東京」の中心部にあることがわかります。

自然教育園での自然散策と都会でのショッピング・グルメ等を組み合わせてみてはいかがですか。

皆様お誘いあわせの上、どうぞお越しください。

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