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- 6月28日(日) 日曜観察会・植物生態学セミナー
- こんにちは、遠藤です。
本日は日曜観察会「都市の雑草」と植物生態学セミナー「変化する帰化植物」が開催されました。
日曜観察会では今回は園内ではなく、管理棟付近や園外に生育する植物を見て回りました。
観察したものの多くはセミナーのテーマでもある帰化植物でした。帰化植物とはその場所に元々存在しないものが、人為的に他所から運ばれ定着した植物のことを指します。
本来は除草するはずのものでしたが、今回の講座のために管理等付近にいくつか残しておいたものです。
参加者も実際に植物に触れ、上の写真のヨウシュヤマゴボウやアレチマツヨイグサなどは根まで掘り返したものを観察して理解を深めました。
家族で参加されたお子様も熱心に耳を傾け、見つけた植物について積極的に質問を投げかけていました。
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- 6月9日(火) カモフラージュ
- 梅雨入りの時期ですね。こんにちは、遠藤です。
森の小道のアオキの葉の裏にアオバハゴロモの幼虫を見つけました。白い綿状の分泌物で体を覆い、外敵から身を守っています。
と、葉の上で蠢く綿毛の塊のようなものが・・・・・・。
これはクサカゲロウ科の幼虫で、アリジゴク(ウスバカゲロウ科幼虫)に似た姿をしています。アブラムシなどを餌とし、大きな顎を突き刺して体液を吸います。
一部のクサカゲロウ科幼虫は背中に鈎状の毛をもち、植物片や捕食した昆虫の死骸などを引っかけて背負うという興味深い行動をとります。外敵から身を守るカモフラージュのためと言われています。今回見つけたものはアオバハゴロモ幼虫を捕食しその分泌物と死骸を背負ったため、このような姿になっていると考えられます。
見つけることは難しいかもしれませんが、葉っぱの裏などを注意深く観察してみてください。もしかしたら、また別のものを背負ったクサカゲロウの幼虫が見つかるかもしれません。
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