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- 9月30日(日) 広報とその効果
- 石川です。雨が降り、自然教育園の池の水位、水量はほぼ戻りましたが、今日、これからやってくる台風17号が心配です。
自然教育園はあまり知られていないのではないか、もっと広報の努力をすべきではないか、とときどき言われます。
広報はホームページのほか、案内のリーフレット、チラシで「見ごろ情報」「自然教育園の四季」「平成24年度学習支援活動一覧」を出し、お客様にお持ちいただいているほか、春には新聞社などに送りました。また、2、3か月ごとにポスターを制作し、掲示をしてくれる駅、役所、教育機関などに配付しています。さらに、港区ミュージアムネットワークの一員として配布される機関紙に情報が載るほか、協同のイベントにも参加しています。もちろん、上野本館にポスターを掲示し、チラシを置いています。そのほか、役所、学校、商店会、駅などとの連携事業も行っています。写真はJR目黒駅に掲示されたポスターです。
9月、園にとっては大きめの広報案件が5つありました。1つめは当ブログでも紹介したもので、東京地下鉄の月替わりのイメージポスターになりました。2つめは雑誌『散歩の達人9月号 目黒・五反田』に見開き2ページで紹介されました。3つめはテレビ朝日の「ゆうゆう散歩」、4つめはフジテレビの「ノンストップ」で紹介されました。5つめは東京新聞9月25日第1面の「筆洗」で紹介されました。
その結果入園者数が増えたかというと、まだわずかです。9月は中旬まで暑すぎ、23日(日)は雨、きょうの日曜は台風が心配です。じわじわとお客様が増えてくれれば良いのですが…。
ぜひ、皆様もお知り合いに園を紹介していただければ幸いです。
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- 9月26日(水) イヌガヤの実と葉
- 湿地でツリフネソウがたくさん咲いています。こんにちは、大澤です。
園内の草木はこれから実をつけて鳥や昆虫などの貴重なエサになります。
森の小道のやや湿った斜面に、数は少ないのですが赤紫色に熟した針葉樹のイヌガヤが2cm位の実をつけています。
イヌガヤは雌雄異株(しゆういしゅ)ですので雄花と雌花がそれぞれ別の株に咲きますが、実は雌株だけにしかなりません。ですから、この実をつけた株は雌株ということになります。実のない雄株を探してみましょう。
イヌガヤ(イヌガヤ科)によく似た植物にカヤ(イチイ科)があります(写真参照)。イヌガヤの葉は柔かく、一方カヤの葉は硬く先が鋭く尖っているので、触ると簡単に区別することができます。
ところで、なぜイヌ<Kヤなのでしょうか。カヤは材質が緻密(ちみつ)で碁盤などの最良品となりますし、種は食用や油にも利用されます。
これに比べイヌガヤは、材質も悪く、種は食用になりません。このように植物の中にはあまり役に立たないものにイヌの名を頭につけることがあります。
イヌザンショウ・イヌツゲ・イヌブナなどがこれに当たります。
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- 9月17日(月) 「自然教育園で見られるチョウ」お客様ギャラリー
- 園内では、まだまだ元気にセミがないています。浦本です。
自然教育園は、わずか20haの小さな緑地ですが、これまで約70種のチョウが記録されています。東京都区内の緑地でチョウ相を調べてみますと115haの皇居と20haの自然教育園が最も多く55種(2012年現在)でした。
この60年間で、ふつうに見られるチョウ、一時いなくなくなったが再び姿を現したチョウ、最近になって観察されたチョウなどいろいろなタイプに分けることができます。
今回は、白金自然写真クラブの協力により、自然教育園内で最近撮影された全55種を展示しています。会期は、9月12日(水)〜9月30日(日)です。
この機会に、是非ご覧ください。
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- 9月16日(日) 自然教育園前を山車、神輿が通る
- 石川です。雨がほしいです。自然教育園の湿地はからからです。
自然教育園のブログは昨年9月に始めましたが、その2回目に目黒さんま祭りを取材して書きました。今年のさんま祭りは9日で、たいへん賑わい、園にも多くのお客様がおいでになりました。そして、本日、16日は、目黒の西口の坂を下った田道広場公園で、目黒のSUNまつりが開催されました。そちらからおいでになる方もおられました。
一方、自然教育園の前には神輿が通りました。地元港区白金台のお祭りです。白金の氷川神社の例大祭として行われたもので、山車と子ども神輿、さらに大人神輿がそれぞれ自然教育園前の目黒通りを往復しました。
大人神輿は元気に威勢良く担いでいました。プラチナ通りやおしゃれな店が多く、山の手の印象のある白金台で、下町のような年中行事が大切に残されています。写真は山車と子ども神輿で、がんばれーと声をかけたくなりました。
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- 9月12日(水) 生きものの救出
- センニンソウが満開を迎えています。こんにちは、大澤です。
先月から雨が降らないため園内の湿地の中の池は水が減り干上がる寸前でした。
生きものへの危険も懸念され始めたため、満を持して魚類などの救出を行いました。
いよいよ水が減る頃には大先輩の豊富な経験をお借りして救出方法や機転のきいた判断で事なきをえました。
救出した魚類はメダカ・モツゴ成魚と稚魚をあわせて千匹以上とハゼの仲間のヨシノボリ数十匹、甲殻類のスジエビ数万匹という救出結果でした。
救出した魚類は、一時ひょうたん池やカワセミ繁殖地下の池に放流し水位が回復したら戻す予定です。
水域が狭くなり水温が高くなった影響で弱ったメダカやスジエビも多く見られました。
「あと1日救出が遅れていたら間に合わなかった。」とほっと胸をなで下ろしています。
その後、自然教育園でも一時的に大雨が降ったことから干上がった湿地の池にも水位が回復して一安心しています。
その時救出した魚類などは、ふだんあまり観察することができませんので、一時的ですがホールで展示しています。
メダカのひれのつくりやスジエビの透き通った体のつくりなどを是非一度観察してみてください。
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- 9月5日(水) 東京メトロの各駅構内及びホームページに自然教育園が・・・
- まだまだ、暑い日が続きますね、浦本です。
東京メトロの各駅構内に9月1日から1ヶ月間、幅約3m×高さ約1mのポスターが掲載されています。自然教育園のくろまつ、通称「物語の松」の前に、女優の武井咲さんが立っているポスターで、写真は、東京メトロ南北線及び都営地下鉄三田線の白金台駅です。
皆様も、東京メトロに乗られましたら、駅構内で探してみて下さい。
なお、東京メトロのホームページのトップぺージの「We are the Tokyo Navigator」でもみられます。同じトップページにある「メトログ」でも、9月2日から1週間が「白金台駅」で、自然教育園が紹介されています(その後も「Index」から見ることができます)。是非ご覧下さい。
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