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- 9月27日(火) 台風15号の爪あと
- 石川です。
先週、台風15号が日本を縦断し、各地に大きな被害をもたらしました。台風が東京から去った22日朝、自然教育園でも多くの被害が確認されました。
数カ所で木が倒れ、多くの枝が折れ、無数の葉が落ち、地面は枝や葉だらけになっていました。22日朝の開園は三叉路から左側は水鳥の沼まで、右側は水生植物園までしか公開できませんでした。写真は22日、おろちの松付近で倒れたイイギリを伐採しているところです。23日朝には水生植物園から水鳥の沼を回るコースを開通させ、24日朝には一周が可能になりました。しかし、武蔵野植物園の広場や小道は高所作業車などを持つ専門業者でなければ対応できない状況で、閉鎖しています。
一方、お客様は22日朝9時からおいでになり、23、24、25日の三連休には約1800人が来園されました。お客様は台風の爪あとを確認しに来園された方も多かったようです。そして、台風の威力に感心したり、樹木が痛めつけられたことを嘆いたり、葉っぱの掃除が大変だったでしょと慰労していただいたりしました。
復旧に努めておりますが、失われた自然は元に戻すことはできません。あたたかく見守っていただければ幸いです。
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- 9月19日(月) 有馬先生が来園されました
- 自然教育園はすっかり秋めいてきました。こんにちは。石川です。
9月19日(月)、元東大総長にして文部大臣、科学技術庁長官も務められた物理学者、俳人の有馬朗人先生が来園されました(写真右。吟行の皆様と)。
有馬先生は『天為』を創刊、主宰しており、その天為清明句会が当園で吟行を行い、講義室を借りて句会を開いたのです。同日の朝、NHKラジオの番組「ラジオ深夜便」の最終コーナーの「今日の一句」は有馬先生の句で、それを聞いた数時間後に御本人が現れたので、大変驚きました。深夜便で紹介された先生の句は「天涯に風吹いておりをみなへし」でした。
深夜便の誕生日の花は「おみなえし」ですが、残念ながら、園内では一昨年まで見られましたが、隠れてしまったのか現在は見られません。「おとこえし」は武蔵野植物園にあります。
自然教育園には俳句を作られる方が多数おいでになり、講義室を借りて吟行を行う団体もあります。これから秋本番、芸術の秋です。句作に、写生に、撮影に、自然観賞に、多くの方においでいただきたいと思います。
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- 9月16日(金) オリジナルスタンプ 「ヒガンバナ」
- 大澤です。
自然教育園の展示ホールにオリジナルスタンプがあるのをご存知ですか?
毎月変わるスタンプには,四季折々の植物,昆虫,野鳥などが描かれています。
今月はヒガンバナの花と赤トンボが描かれたスタンプです。
まだご存知ないとういう方は来園記念にご利用下さい。
このヒガンバナは彼岸の頃に咲くのでこの名前があります。
地方によってマンジュシャゲなどの呼び名があります。
今は地面から次々とつぼみがでてきて,やがて花茎が伸びて真っ赤な花が咲きます。
花が咲き終わるとスイセンのような葉が出てきて翌年の春まで冬越しします。
園内では9月下旬頃から路傍植物園など各所で咲き始めます。
写真は昨年水生植物園で咲いたものです。
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- 9月9日(金) トラノオスズカケの花が咲き始めました。
- はじめまして、奥津です。よろしくお願い致します。
トラノオスズカケはゴマノハグサ科の多年草で絶滅危惧種になっています。園でも絶滅と思われましたが、2007年の秋に58年ぶり再発見されました。発見当時の開花個体は1株でしたが、現在は多数株に増えました。茎は地表から斜上し、先はつるとなり約1.5メートルくらいまで伸びます。先端は地に接して新株を作ります。葉は長楕円状卵形、花冠は紅紫色、花序は長さ3センチメートル、基部はほとんど葉腋に接して多くの花序をつけます。
場所は水鳥の沼から階段を上り始めて約10メートルくらいの右側柵の中にあります。そこに詳しくトラノオスズカケの写真と解説文の看板があります。見頃は10月末くらいまでです。是非、ご覧になって下さい。
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- 9月5日(月) 目黒のさんま祭り
- 石川です。
4日(日)、目黒駅から園へ向かう目黒通りで「目黒のさんま祭り」が開催されました。今年のテーマは「がんばれ! 岩手県宮古市」。多くの人々が長蛇の列に並んで、宮古市の焼いたさんまを食べました。また、通りに面した八幡神社では「さんま寄席」が行われました。
都バス操車場跡地の広場では、さんまを食べる椅子が置かれ、コンサートも催されて、さまざまな店がワゴンセールを行いました。地元目黒の店だけでなく、宮古の人たちも来ていて、宮古水産高校の生徒たちはさんまなど魚の缶詰を売っていました。自然教育園の隣りの東京都庭園美術館もワゴンでミュージアムグッズを売ったり、特別展の割引のチラシを手渡したりしていました。
自然教育園にもさんま祭りに行かれた人が多数おいでになりました。何故さんま祭り帰りかわかるかというと……、おいでになった方に焼いたさんまのにおいが付いているのです。ホールにも匂いが漂いました。
秋の訪れを感じながら、展示会「トンボの世界」は昨日で終了しました。
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- 9月1日(木) ブログを開始します!
本日、自然教育園のスタッフブログを開始します。よろしくお願いします。石川です。
8月29日の日本経済新聞に、「都市緑地 エアコン効果」というタイトルで、防衛大などの研究チーム(当館研究員も入っています)が、ヒートアイランド現象で熱くなった都市部を、緑地が夜間に冷やす効果を算出したという記事がありました。そのなかで、自然教育園で2009年に調査をしたところ、周辺より5度低かったという結果が示されていました。写真は園北側の武蔵野植物園近くの園路で8月半ばに撮りました。この頃は猛暑でしたが、木陰は涼しさが感じられ、癒されました。木陰を味わいにおいでになる方も多かったようです。
今、園はミンミンゼミ、アブラゼミ、ヒグラシなどセミの鳴き声がすごいですが、ウマオイなど秋の虫の音も聞こえるようになりました。台風が来ると秋がぐっと近づくことでしょう。
秋といえばサンマ。9月4日(日)、目黒駅から園へと向かう目黒通りで「目黒のさんま祭り」が行われます。
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