附属自然教育園

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スタッフブログ

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12月26日(月) 森はたからもの
石川です。21日からお客様ギャラリー「森のたからもの」がはじまりました。樹木の枝や実などで作った作品で、その多くは微小な動物です。

1枚目の写真は、歩いている3頭のシカです。先頭のシカは後ろで楽しそうにしている子ジカを気遣いながら進んでいるように見えます。2枚目は、牧場で草を食んでいるヒツジたちを2匹の牧羊犬が見守っています。3枚目は、標本箱のような箱に入れられた木の実です。このケースのなかではまるで宝石のようです。このほか、提灯を下げたキツネ、オールを持ったネズミ、宮沢賢治の童話のなかの山猫を思わせるステッキを持ったネコ、ムシたちの演奏会とたくさんの観客席、枝で遊ぶウサギたち…。どれも面白く、思わず微笑んでしまいます。

田中さんの作品は想像力がかき立てられ、見飽きることがありません。そして、田中さんの作品を見てから園内を歩くと、心が優しく、柔らかくなって、小枝や木の実がとても愛おしく大切に思えてきます。「森はたからもの」と思えるのです。

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12月21日(水) お客様ギャラリー「森のたからもの」
浦本です。

本日(12月21日)〜来年の1月15日(日)まで
お客様ギャラリー「森のたからもの」を開催しています。

この展示会は、森や樹々を愛する田中曜子さんの作品展です。
小枝や木の実を使って、さまざまな作品を創作しています。それらの作品の詩的で幻想的な世界をお楽しみください。

園内の紅葉は、色あせ始めましたが、まだまだ十分楽しめます。
紅葉とともに、お客様ギャラリー「森のたからもの」を見に来て下さい。

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12月16日(金) マツのたね
紅葉は今が見頃です。こんにちは大澤です。

ある晴れた日に、翼を持ったたねが風に乗ってクルクル回りながら目の前に飛んできました。そのたねを拾ってみるとマツのたねでした。近くにマツが生えていたのでマツボックリからこぼれて飛んで来たかも知れません。
人知れず風まかせに飛んでいるマツのたねは、日がよく当たるその地に根を張ると気の遠くなるような歳月をかけて育ちます。

自然教育園にも幾たびかの災いにもめげず数百年も生き続けてきたマツが今も生えています。
そうして育ったマツはいつ頃からか「物語の松」・「大蛇の松」と伝承されています。
昔、「物語の松」は盆栽仕立てに手入れされていたのか、くねくねとした三又に伸びた幹が歴史を物語っています。
「大蛇の松」はとても太々とした幹でがっしり地面に根を張って生き続けています。

また、どこかでマツのたねが飛んでくるかも知れません。いつかまたマツのたねに出会える日を気長に待つことにしましょう。

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12月14日(水) 紅葉真っ盛りです
石川です。

毎日のようにおいでになる方が、「きょうは紅葉真っ盛りだね、一番すごいね」とおっしゃいました。

ついにモミジが見ごろになりました。物語の松付近は濃い赤、薄い赤、黄色などイロハモミジの紅葉がすばらしいです。紅葉の薄手のカーテンを通して、向こうの風景が見え、そのグラデーションが何とも美しいです。

10月に紅葉のポスターを作ったときには、「紅葉の見ごろは例年11月中旬から12月上旬です」と書きましたが、失敗しました。掲示してくださったJR目黒駅、東急目黒駅とも、12月上旬を過ぎ、掲示は終了してしまいました。
12月中旬と言える今日、見ごろの最盛期に入ったと言えます。ぜひおいでください。あるいは、このホームページの見ごろ情報の「紅葉とれたて情報」をご覧ください。

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12月7日(水) 落ち葉掃き
もうすぐ紅葉真っ盛りになります。こんにちは大澤です。

これから、木枯らしが吹くといっせいにケヤキやムクノキ、コナラなどの葉っぱが風に舞う光景が見られます。
こんな日が続くと毎日落ち葉掃きが日課になります。
落ち葉掃きといっても、樹木の種類、時期、場所も様々でいろいろな工夫をして落ち葉を集めます。
園内にある武蔵野植物園などの落ち葉は土の上に落ちますので比較的楽なのですが、園路の落ち葉掃きは小砂利が撒いてあるため熊手と手箕を上手に使い落ち葉と砂利とをふるい分けます。
特に落ち葉が湿っている時いわゆる濡れ落葉≠ヘ集めるのに一苦労します。そんな時は両手を熊手代わりに使います。これが本当の人手《ひとで》をかけるということです。
落ち葉掃きだけではなく、落ち葉焚きをした経験をお持ちの方は、煙が目にしみた思い出や、焚き火でじっくりとサツマイモを焼いてホクホク熱々の焼き芋の味が懐かしいのではないでしょうか。今や港区では、焚き火禁止ですので昔のような楽しみがなくなってしまいました。

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12月6日(火) ケンポナシ
 こんにちは。奥津です。

前回(11月18日)黄葉と紅葉のことを書きました。黄葉はかなり見頃になりましたが、紅葉は一部で進んでいるもの、見頃は12月中旬頃になりそうです。

森の小道(都市にふえるシュロの説明板周辺)を歩くと甘〜い香りがします。道端に白い実のついた茶色の小枝ようなものがたくさん落ちています。この実はケンポナシと言います。ケンポナシはクロウメモドキ科の落葉高木です。7〜8月頃に白い小花が落ちて地面が白くなります。名前の由来は、手棒梨のなまったものといわれています。果実の柄は梨の甘い味がし、食べることもできます。


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12月2日(金) 「マツボッツリー」発売中
紅葉が深まってきました。「まだまだです」と言っていたモミジも園内の各所で赤くなってきました。石川です。

ミュージアムショップではクリスマスシーズンに合わせて、11月下旬から大きなマツボックリのクリスマスツリーを発売しました(限定販売)。名づけて「マツボッツリー」です。

完成品が1000円、製作キットが800円です。完成品と言っても手作りですので、一つ一つ飾り付けが違います。製作キットは完成品より飾り付けの部品が多く、自分なりのツリーを作りたい方におすすめです。

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