生物記録情報

2014.8.7
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(咲き始め)アオツヅラフジ
(花の見頃)エビヅル、クサギ、クズ、サネカズラ、ノブドウ
(花そろそろ終わり)カラスザンショウ、キジョラン、ヤマハギ

〔草〕
(咲き始め)イノコヅチ、ウリクサ、オオヒナノウスツボ、カリガネソウ、ガンクビソウ、コメヒシバ、コヤブタバコ、シモバシラ、シロバナキツネノマゴ、タイアザミ、チヂミザサ、ツリガネニンジン、トラノオスズカケ、ナガボノアカワレモコウ、ナガボノシロワレモコウ、ノシラン、ミゾソバ、ヤブタバコ、ユウガギク、ワレモコウ
(花の見頃)アキカラマツ、アズマカモメヅル、アブラガヤ、オニドコロ、カラスウリ、キツネノカミソリ、キツネノボタン、キンミズヒキ、コバギボウシ、コバノカモメヅル、コヒルガオ(正門付近)、シュロソウ、シロネ、スズメノヒエ、ソクズ、ダイコンソウ、タカトウダイ、ツユクサ、ヌスビトハギ、ヌマトラノオ、ハグロソウ、フシグロセンノウ、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、ママコノシリヌグイ、ミズタマソウ、ミソハギ、ミョウガ、メヤブマオ、ヤブミョウガ、ヤブラン、ヤマノイモ、ヨウシュヤマゴボウ
(花そろそろ終わり)アサザ、イヌヌマトラノオ、オオバギボウシ、ギンミズヒキ、ツルニガクサ、ナガバハエドクソウ、ハエドクソウ、ヒメジョオン、ミズヒキ、ヤブマオ

 動物は以下の通りです。
〔クモ類〕オオシロカネグモ、ジョロウグモ幼体、アズチグモ
〔昆虫〕
 トンボ類…アジアイトトンボ、オニヤンマ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、コシアキトンボ
 カマキリ類…オオカマキリ幼虫
 バッタ類…ショウリョウバッタ
 カメムシ類…アメンボ、エサキモンキツノカメムシ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、アオバハゴロモ(成虫・幼虫)、ベッコウハゴロモ
 チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、キタキチョウ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ツバメシジミ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ
 甲虫類…ビロウドコガネsp.、マメコガネ、ニジュウヤホシテントウ
 ハチ類…セグロカブラハバチ、オオフタオビドロバチ、ミカドトックリバチ、スズバチ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ、キイロスズメバチ、ミカドジガバチ、ヤノトガリハナバチ、クマバチ、アミメアリ、クロオオアリ
 ハエ類…ヒトスジシマカ、コウヤツリアブ
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、カワセミ、コゲラ、ドバト
〔その他〕メダカ、モツゴ、ヨシノボリ、スジエビ、アメリカザリガニ、クサガメ、ミスジマイマシ

 写真はコバギボウシの花、ヤブランの花、キンミズヒキの花です。
 コバギボウシはクサスギカズラ科(旧ユリ科)ギボウシ属の多年草です。本州中部以北の湿地に生えます。名前は葉の小さなギボウシという意味で、「ギボウシ」とは橋の欄干の擬宝珠(ぎぼうしゅ)のことで、花のつぼみがこれに似ることから名付けられました。同じ仲間のオオバギボウシがありますが、開花期は1ヶ月ほど前で、コバギボウシに比べると葉も花もかなり大きいです。コバギボウシは水生植物園など園内各所で見られます。
 ヤブランはクサスギカズラ科(旧ユリ科)ヤブラン属の常緑多年草です。藪に生え、葉がランの仲間に似ているためこの名が付けられましたが、花の形を見ればランでないことは明らかです。薄紫色の小さな花が穂状に咲きます。園内各所で見られます。
 キンミズヒキはバラ科キンミズヒキ属の多年草で、山道や草地などに生えます。赤と白の花をつけるタデ科のミズヒキ(のし袋につける水引にたとえた)に花のようすが似て黄色の花をつけることから名付けられました。果実には棘があり、これが動物にひっついて散布される、いわゆる「ひっつき虫」です。路傍植物園・水生植物園・武蔵野植物園で見られます。
コバギボウシの花
コバギボウシの花
ヤブランの花
ヤブランの花
キンミズヒキの花
キンミズヒキの花
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