生物記録情報

2014.7.10
生物記録情報 2014.7.9

 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(咲き始め)キジョラン、ナツフジ、マンリョウ
(花の見頃)エビヅル、カラタチバナ、タマサンゴ、トウネズミモチ、ノブドウ、ヒトツバハギ、ヤマハギ
(花そろそろ終わり)ガクアジサイ、ヤブコウジ

〔草〕
(咲き始め)オニドコロ、ギンミズヒキ、ダイコンソウ、チヂミザサ、ヌスビトハギ、ヌマトラノオ
(花の見頃)アサザ、アズマカモメヅル、イヌヌマトラノオ、オオチドメ、オオバギボウシ、オカトラノオ、キツネノボタン、コバノカモメヅル、シオデ、ジャノヒゲ、シロツメクサ、シロネ、ソクズ、タカトウダイ、タケニグサ、チゴザサ、チダケサシ、ツルニガクサ、ノカンゾウ、ハエドクソウ、ハグロソウ、ハンゲショウ、ヒメガマ、ヒメジョオン、ママコノシリヌグイ、ミズヒキ、ミソハギ、ミツバ、メヤブマオ、ヤブガラシ、ヤブカンゾウ、ヤブマオ、ヤブミョウガ、ヤマユリ、ヨウシュヤマゴボウ
(花そろそろ終わり)アイイロニワゼキショウ(ルリニワゼキショウ)、ウマノミツバ、キツネガヤ、クサフジ、タシロラン(園路からは見られません)、ナガバハエドクソウ、マヤラン、ヤマホタルブクロ

 動物は以下の通りです。
〔クモ類〕ナミザトウムシ、コクサグモ、オオシロカネグモ、キララシロカネグモ、ジョロウグモ幼体、ゴミグモ、ナガコガネグモ幼体、アズチグモ、マミジロハエトリ、シラヒゲハエトリ
〔昆虫〕
 トンボ類…アジアイトトンボ、オオシオカラトンボ
 カメムシ類…アメンボ、コバネヒョウタンナガカメムシ、アカスジカメムシ、ヒグラシ、アオバハゴロモ幼虫、ベッコウハゴロモ幼虫
 チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ幼虫、キアゲハ幼虫、ナガサキアゲハ、クロアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、キタテハ、ルリタテハ、コミスジ、ゴマダラチョウ、ツマグロヒョウモン、ヒメジャノメ、サトキマダラヒカゲ、イチモンジセセリ、ホタルガ、オオスカシバ
 甲虫類…マメコガネ、コフキゾウムシ
 ハチ類…セグロカブラハバチ、オオモンクロベッコウ、キオビツチバチ、キイロスズメバチ、クマバチ、アミメアリ、クロオオアリ
 ハエ類…シオヤアブ、ホソヒラタアブ、ヒメヒラタアブsp. 、アシブトハナアブ、オオハナアブ
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、コゲラ、アオサギ、ドバト
〔その他〕メダカ、モツゴ、ヨシノボリ、スジエビ、アメリカザリガニ、カナヘビ、クサガメ、ナミギセル、ミスジマイマイ、オカダンゴムシ

 写真はヤマユリの花、ヌマトラノオの花、ツルニガクサの花です。
 ヤマユリはユリ科ユリ属の多年草です。日本特産の最大のユリで、美しい大輪の花を咲かせ、強い香りを放ちます。ユリの名前の由来は、茎が高く伸びて重たげに花が咲き、風によってその花が揺れるからです。西洋では、このヤマユリを母種として多くの栽培種が生まれました。武蔵野植物園で見られます。
 ヌマトラノオはサクラソウ科オカトラノオ属の多年草で、沼などの湿ったところに見られます。先に咲き始めたイヌヌマトラノオと同じ仲間でよく似ています。イヌヌマトラノオに比べ、全体に細身で穂が真っ直ぐに上に伸びており、花の付き方もまばらです。水生植物園で見られます。イヌヌマトラノオはヌマトラノオとオカトラノオの交雑種です。現在その3種を同時に見ることができます。
 ツルニガクサはシソ科ニガクサ属の多年草です。よく似たニガクサは湿地に多く、葉の基がハート形、がくには腺毛がありませんが、本種は林縁に多く、葉の基がくさび状にとがり、がくに細かい腺毛が密生しています。ニガクサという名前は苦い草の意味ですが、この草には苦味はなく、風邪に効く薬草としての効能からついたのでしょう。地下に送出枝を出します。路傍植物園に多く見られます。
ヤマユリの花
ヤマユリの花
ヌマトラノオの花
ヌマトラノオの花
ツルニガクサの花
ツルニガクサの花
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