生物記録情報

2014.2.20
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。閉園中に付き、ご迷惑をおかけしております。
 
〔樹木〕
(咲き始め)アセビ、ウグイスカグラ、マンサク、モクレイシ
(花の見頃)シロヤブツバキ、ハンノキ、ヤブツバキ
(実の見頃)サルトリイバラ、シュロ、ムクロジ、ヤブコウジ
(紅葉)キヅタ、クサイチゴ、サネカズラ、スイカズラ、センリョウ、ナンテン、ヤブコウジ

〔草〕
(咲き始め)ユキワリイチゲ
(花の見頃)セツブンソウ、フクジュソウ
(実の見頃)キチジョウソウ、ジャノヒゲ、ノシラン、ヒメガマ
(紅葉)アカハナワラビ、オオハナワラビ、キランソウ、ショウジョウバカマ、スイバ、ダイコンソウ、トラノオスズカケ

 動物は以下の通りです。
〔昆虫〕
 カマキリ類…オオカマキリ卵鞘、ハラビロカマキリ卵鞘、コカマキリ卵鞘
 チョウ類…アサギマダラ幼虫、イラガ繭
〔鳥類〕ハシブトガラス、シメ、カワラヒワ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、コゲラ、アオサギ、キジバト、ドバト

 写真は雪の上の足跡、カマキリの卵鞘、冬芽の観察です。
 先週末に今年2度目の大雪が降りました。残念ながら園内整備のため現在閉園中となっていますが、積もった雪の上に普段見られない動物の足跡を観察することができます。以前からその存在が何度も確認されているタヌキの足跡と思われるものが園内各所で見られました。
 夏から秋にかけて園内では3種類のカマキリの姿を見ることができますが、秋に産み落とされた固まったカマキリの卵鞘を3種類見つけることができました。最も多く見つけられたのは水性植物園に多いオオカマキリで枯れて残っている草の茎や低木の枝などに見られます。ハラビロカマキリは木の幹や枝に、コカマキリは平らな人工物に見つけることができます。それぞれ形も個性的です。
 今回の大雪で残念ながらスダジイ、クロマツ、シロダモ、ヤブツバキなど多くの常緑樹の幹や枝が、雪の重みで折れてしまう被害がありました。また落葉樹の被害もあり、折れた幹や枝が道を塞ぎ、容易に冬芽を観察することができました。
雪の上の足跡
雪の上の足跡
カマキリの卵鞘
カマキリの卵鞘
冬芽の観察
冬芽の観察
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