生物記録情報

2013.8.15
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(咲き始め)センニンソウ
(花の見頃)アオツヅラフジ、エビヅル、カクレミノ、クズ、サネカズラ、ノブドウ
(花そろそろ終わり)クサギ、ヤマハギ

〔草〕
(咲き始め)イヌタヌキモ、カナムグラ、キツネノマゴ、ゲンノショウコ、シロバナキツネノマゴ、タイアザミ、チヂミザサ、トウバナ、ナンバンギセル、ノシラン、ヒヨドリバナ、メハジキ、モミジガサ、ユウガギク
(花の見頃)アキカラマツ、アマチャヅル、イノコヅチ、ウリクサ、エゾアブラガヤ、オオヒナノウスツボ、オニドコロ、オヒシバ、カラスウリ、ガンクビソウ、キツネノカミソリ、キンミズヒキ、コバギボウシ、コバノカモメヅル、シロネ、ダイコンソウ、タカトウダイ、タマサンゴ、ツユクサ、ツリガネニンジン、トラノオスズカケ、ナガボノシロワレモコウ、ナンバンギセル、ヌスビトハギ、ヌマトラノオ、ハグロソウ、ヒメヤブラン、ヒヨドリジョウゴ、フシグロセンノウ、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、ママコノシリヌグイ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ミソハギ、メヤブマオ、ヤブミョウガ、ヤブラン、ヤマノイモ、ヨウシュヤマゴボウ
(花そろそろ終わり)アサザ、イヌヌマトラノオ、ウマノミツバ、ギンミズヒキ、ケキツネノボタン、コヤブタバコ、シュロソウ、シロツメクサ、ソクズ、ツルニガクサ、ナガバハエドクソウ、ハエドクソウ、ヒメジョオン、ミゾソバ

 動物は以下の通りです。
〔クモ類〕オオシロカネグモ、ジョロウグモ、ナガコガネグモ、ワカバグモ、アズチグモ
〔昆虫〕
 トンボ類…アジアイトトンボ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、コシアキトンボ、チョウトンボ、ウスバキトンボ
 バッタ類…セスジツユムシ、アオマツムシ
 カメムシ類…アメンボ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、アオバハゴロモ
 チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、キアゲハ(幼虫)、クロアゲハ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ヒメアカタテハ、ルリタテハ(幼虫)、コムラサキ、コミスジ、アカボシゴマダラ、サトキ マダラヒカゲ、イチモンジセセリ、ツマキシャチホコ
 甲虫類…マメコガネ、ニジュウヤホシホシテントウ、サンゴジュハムシ
 ハチ類…セグロカブラハバチ、ハラナガツチバチ、キオビツチバチ、ミカドトックリバチ、スズバチ、キイロスズメバチ、ヤノトガリハナバチ、クマバチ
 ハエ類…コウヤツリアブ、クロバネツリアブ、シオヤアブ、トゲツヤヘラクチイシアブ、ホソヒラタアブ、ツマグロコシボソハナアブ、キンバエsp.、ヨコジマオオハリバエ
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、コゲラ、カイツブリ、キジバト、ドバト
〔その他〕クサガメ、メダカ、ヨシノボリ、モツゴ、スジエビ、ウシガエル

 写真はナンバンギセルの花、ヘクソカズラの花、アジアイトトンボです。
 ナンバンギセルは、ハマウツボ科ナンバンギセル属の1年生草本です。「南蛮煙管」と書き、花の形がマドロスパイプに似て異国風であることから名付けられました。ススキ、オギ、ミョウガなどの根に寄生する植物で、光合成は行わず葉はありません。水生植物園のオギやススキの根元に生えているのが見られます。
 ヘクソカズラはアカネ科ヘクソカズラ属のツル性の多年草です。草全体がいやなにおいを放つことから、このような名前が付けられました。また、白と紅紫の小花から、愛らしい早乙女を連想したので「サオトメバナ(早乙女)」、花の内側の紅紫色の模様が、「ヤイト」すなわちお灸をした後の形に似ているので ヤイトバナ(灸花)の別名もあります。水生植物園で見られます。
 アジアイトトンボはイトトンボ科アオモンイトトンボ属の仲間です。25mmから30mmほどの小さなトンボです。池の岸辺やその近くの草むらなどで見られます。8月14日に、水生植物園のナンバンギセルの生えている周辺の草の間を飛んでは草に止まっているのに出会いました。少し大きいよく似たアオモンイトトンボとの区別点はアジアイトトンボの雄は腹部の第9節全体が青色に対して、アオモンイトトンボの雄では腹部の第8節全体が青色です。
ナンバンギセルの花
ナンバンギセルの花
ヘクソカズラの花
ヘクソカズラの花
アジアイトトンボ
アジアイトトンボ
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