生物記録情報

2013.2.13
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
 写真はユキワリイチゲの花、マンサクの花、ニワトコの芽吹きです。
 ユキワリイチゲはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。晴れた日には、薄紫の花が開いているのを見ることができます。花弁のように見えるのはがく片です。落葉樹の葉が開く前の日光を受けて咲く春植物の先駆けです。武蔵野植物園で見られます。
 マンサクは、マンサク科マンサク属の落葉小高木です。名前の由来は、木いっぱいに花が咲くので「豊年満作」を表すので、また早春に他に先駆けて「まず咲く」からです。4枚のリボンのような黄色の花弁が見られます。路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。
 ニワトコはスイカズラ科ニワトコ属の落葉低木です。冬芽がほころび始めました。ニワトコの冬芽には花芽と葉芽が一緒になった混芽と葉芽だけのものがあります。葉は羽状複葉で対生します。中心部にあるブロッコリーのような緑色の丸いものが花芽です。3月から4月に小さな白い花が多数開花します。水鳥の沼付近で見られます。

〔樹木〕
(咲き始め)シロヤブツバキ、マンサク、モクレイシ、ヤブツバキ
(花の見頃)ハンノキ
(花そろそろ終わり)サザンカ
(実の見頃)カラスザンショウ、シロミノマンリョウ
(紅葉)クサイチゴ、サネカズラ、スイカズラ、センリョウ

〔草〕
(花の見頃)セツブンソウ、フクジュソウ、ユキワリイチゲ
(実の見頃)キチジョウソウ、ジャノヒゲ、ノシラン、ムサシアブミ、ヤブラン
(紅葉)アカハナワラビ、オオハナワラビ、キランソウ、ショウジョウバカマ、スイバ、ダイコンソウ、トラノオスズカケ

 動物は以下の通りです。
〔昆虫〕
 カマキリ類…オオカマキリ卵鞘、ハラビロカマキリ卵鞘
 
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、アカゲラ、コゲラ、キジバト
ユキワリイチゲの花
ユキワリイチゲの花
マンサクの花
マンサクの花
ニワトコの芽吹き
ニワトコの芽吹き
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