生物記録情報

2011.10.6
 現在の自然教育園内の主な生物の見頃情報をお知らせします。
 写真はイヌショウマの花、アキノウナギツカミの花、ヤマハッカの花です。
 イヌショウマはキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草です。薬用になるサラシナショウマに似ているが、こちらは薬用にならないのでこの名が付けられました。花茎の先に白い穂状花序をつけます。路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。
 アキノウナギツカミはタデ科イヌタデ属の1年生草本です。湿った場所を好み、水生植物園と中央湿地で大群落となっています。名前の由来は、「秋の鰻つかみ」と書き、茎につく下向きの刺によって、鰻も掴めるという比喩です。同じ仲間のミゾソバも咲いています。
 ヤマハッカはシソ科ヤマハッカ属の多年草で、山地に生える薄荷(ハッカ)という意味ですが、ハッカのような香気はありません。武蔵野植物園で見られます。

〔樹木〕
(花の見頃)チャノキ、ハリギリ、ヤマハギ
(実の見頃)イイギリ、エノキ、ガマズミ、クサギ、ケンポナシ、コブシ、ゴンズイ、シラカシ、シロダモ、スダジイ、タマサンゴ、ツクバネガシ、ヒメグルミ、ムクノキ

〔草〕
(咲き始め)アメリカセンダングサ、カントウヨメナ、シロヨメナ、テンニンソウ、ホトトギス、ヨシ
(花の見頃)アオミズ、アカネ、アキノウナギツカミ、アブラススキ、イヌショウマ、イヌタデ、オオバコ、オヒシバ、カリガネソウ、キツネノマゴ、キバナアキギリ、ゲンノショウコ、シモバシラ、シラヤマギク、シロバナキツネノマゴ、シロバナサクラタデ、ススキ、タイアザミ、ツユクサ、ツリフネソウ、トダシバ、トラノオスズカケ、ノダケ、ノハラアザミ、ハナタデ、ヒメジソ、ヒヨドリジョウゴ、ヒヨドリバナ、フタバハギ、ボントクタデ、マルバフジバカマ、ミズヒキ、ミゾソバ、ヤブタバコ、ヤブマメ、ヤマハッカ、ユウガギク、ワレモコウ
(花そろそろ終わり)オトコエシ、カラスノゴマ、キンミズヒキ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、タカトウダイ、ツリガネニンジン、ツルボ、ナガボノシロワレモコウ、ナンバンギセル、ハグロソウ、ヒガンバナ、フジバカマ、マヤラン、ムカゴイラクサ、モミジガサ、ヤマホトトギス
(実の見頃)カラスウリ、キンミズヒキ、ダイコンソウ、ヌスビトハギ、ノブキ、ホウチャクソウ、ヤブミョウガ、ヨウシュヤマゴボウ

 見られた昆虫、クモ、鳥類、その他の動物は以下の通りです。
〔昆虫〕
 チョウ類…アゲハ、アオスジアゲハ、クロアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ、アサギマダラ、ツマグロヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、ヒカゲチョウ、ヒメジャノメ、サトキマダラヒカゲ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、ウラギンシジミ、コミスジ、イチモンジセセリ
 蛾類…ホシホウジャク
トンボ類…ギンヤンマ、アキアカネ、(ノシメトンボを削除)
 セミ類…アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ
 ハチ類…クマバチ、ハラナガツチバチ、コガタスズメバチ、ホソアシナガバチ、キイロスズメバチ
アブ類…ホソヒラタアブ、オオハナアブ
バッタ類…コバネイナゴ、アオマツムシ、ツヅレサセコオロギ、オオカマキリ
その他…アメンボ

〔クモ類〕
ジョロウグモ、ナガコガネグモ、ジグモ、ハナグモ

〔鳥類〕
 オオタカ、スズメ、メジロ、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハシブトガラス
〔その他〕
 カナヘビ、ウシガエル、クサガメ、メダカ、ヨシノボリ、モツゴ、スジエビ、アメリカザリガニ
イヌショウマの花
イヌショウマの花
アキノウナギツカミの花
アキノウナギツカミの花
ヤマハッカの花
ヤマハッカの花
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