生物記録情報

2009.12.2
 現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
 写真はイロハモミジの紅葉、マンリョウ・センリョウ・カラタチバナ・ヤブコウジの実です。
 紅葉の代名詞ともなっているイロハモミジの名前の由来ですが、「イロハ」は、葉の切れ込みを「いろはにほへと」と言って数えられるからです。「モミジ」は黄葉や紅葉に変わる意の動詞「もみづ」の連用形が名詞化した語です。写真はいもりの池のものですが、園内各所で見られます。
 マンリョウ(万両)、センリョウ(千両)、カラタチバナ(別名を百両)、ヤブコウジ(別名を十両)は、いずれも赤い実が美しい常緑低木です。縁起物としてお正月の飾り物として使われます。マンリョウ・カラタチバナ・ヤブコウジはヤブコウジ科に属し、センリョウだけがセンリョウ科です。園内ではカラタチバナとヤブコウジは路傍植物園と武蔵野植物園で、マンリョウとセンリョウは各所で多く見られます。

〔樹木〕
(咲き始め) ヤブツバキ
(花の見頃) ヒイラギ
(花そろそろ終わり) サザンカ、シロダモ、ヤツデ
(実の見頃) イイギリ、ガマズミ、カラタチバナ、ケンポナシ、サネカズラ、サルトリイバラ、シロダモ、センニンソウ、センリョウ、ツルウメモドキ、トウネズミモチ、ネズミモチ、ノイバラ、マユミ、マンリョウ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ
(紅葉・黄葉) アカシデ、アカメガシワ、アサダ、アブラチャン、アワブキ、イイギリ、イヌザクラ、イヌシデ、イヌビワ、イボタノキ、イロハモミジ、ウワミズザクラ、エゴノキ、エノキ、オオモミジ、カマツカ、カラスザンショウ、ケヤキ、コクサギ、コナラ、コブシ、コマユミ、サワシバ、サンショウ、シロモジ、ソメイヨシノ、ツタ、ツルウメモドキ、ニシキギ、ハゼノキ、ハマクサギ、ホソバイヌビワ、マユミ、マンサク、ミズキ、ミツデカエデ、ムクノキ、ムクロジ、ヤマグワ、ヤマザクラ、ヤマブキ、ヤマボウシ

〔草〕
(花の見頃) イヌホオズキ、オオハナワラビ、カンアオイ
(花そろそろ終わり) ナガボノシロワレモコウ
(実の見頃) ウバユリ、オオバギボウシ、オギ、カラスウリ、カラスノゴマ、キンミズヒキ、コバギボウシ、シオデ、ススキ、ヒメガマ、ヘクソカズラ、ミズタマソウ、ムサシアブミ、モミジガサ、ヤブミョウガ、ヤブラン、ヤマユリ
(紅葉・黄葉) アキノウナギツカミ、イヌヌマトラノオ、オニドコロ、オヘビイチゴ、キキョウ、キンミズヒキ、コバギボウシ、チダケサシ、ヌスビトハギ、ヌマトラノオ、ヤマノイモ
イロハモミジ紅葉
イロハモミジ紅葉
センリョウ実とマンリョウ実
センリョウ実とマンリョウ実
カラタチバナ実とヤブコウジ実
カラタチバナ実とヤブコウジ実
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