生物記録情報

2009.11.26
 現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
 写真はマンサクの黄葉、イヌヌマトラノオの紅葉、ウバユリの実です。
 マンサクは、名前の由来となっている、早春に他に先駆けて「まず咲く」落葉樹としてよく知られていますが、現在黄葉した姿もなかなか見事です。木いっぱいに花が咲くので豊年満作という説もあります。路傍植物園で見られます。
 イヌヌマトラノオは6月から8月にかけて、水生植物園で小さな白い花を穂状に多数咲かせていた、サクラソウ科の多年草です(6月18日の植物見頃情報を参照)。赤く色づいた葉が鮮やかです。
 ウバユリは7月中旬から下旬にかけて路傍植物園や水鳥の沼周辺で多く花を咲かせていました(7月23日の植物見頃情報を参照)。今は実が割れて、中にあるタネを見ることができます。薄い翼をつけたタネは風に乗って遠くに運ばれます。

〔樹木〕
(咲き始め) ヤブツバキ
(花の見頃) ヒイラギ
(花そろそろ終わり) サザンカ、シロダモ、ヤツデ
(実の見頃) イイギリ、ガマズミ、カラタチバナ、ケンポナシ、サネカズラ、サルトリイバラ、シロダモ、センニンソウ、センリョウ、ツクバネガシ、ツルウメモドキ、ナンテン、ノイバラ、マユミ、マンリョウ、ムベ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ
(紅葉・黄葉) アカシデ、アカメガシワ、アブラチャン、イイギリ、イヌザクラ、イヌシデ、イヌビワ、イボタノキ、イロハモミジ、ウワミズザクラ、エノキ、エビヅル、オオモミジ、カラスザンショウ、ケヤキ、ケンポナシ、コクサギ、コナラ、コブシ、コマユミ、サワシバ、サンショウ、シロモジ、ソメイヨシノ、ツタ、ツノハシバミ、ツルウメモドキ、ニシキギ、ノブドウ、ハクウンボク、ハゼノキ、ハマクサギ、ホソバイヌビワ、マンサク、ミズキ、ムクノキ、ムクロジ、ムラサキシキブ、ヤマグワ、ヤマコウバシ、ヤマザクラ、ヤマハギ、ヤマブキ、ヤマボウシ

〔草〕
(花の見頃) カンアオイ
(花そろそろ終わり) オオハナワラビ、タイアザミ、ナガボノシロワレモコウ
(実の見頃) ウバユリ、オオバギボウシ、オギ、カラスウリ、カラスノゴマ、キンミズヒキ、コバギボウシ、シオデ、ススキ、ヒメガマ、ヘクソカズラ、ミズタマソウ、ヤブミョウガ、ヤブラン、ヤマユリ
(紅葉・黄葉) アキノウナギツカミ、イヌヌマトラノオ、オニドコロ、キキョウ、キンミズヒキ、コバギボウシ、ススキ、タカトウダイ、チダケサシ、ヌスビトハギ、ヤマノイモ
マンサクの黄葉
マンサクの黄葉
イヌヌマトラノオの紅葉
イヌヌマトラノオの紅葉
ウバユリの実
ウバユリの実
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