2009.11.5
現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
写真はコウヤボウキの花、ムラサキシキブの実、ムベの実です。
コウヤボウキはキク科の落葉小低木です。木とは思えないほど背は低いです。高野山でこの木の枝を集めて箒として使ったことから、この名前が付けられました。武蔵野植物園で見られます。
ムラサキシキブはクマツヅラ科の落葉低木です。名前のいわれは実の美しい紫色から源氏物語の作者・紫式部を連想したとされているようです。庭木によく植えられているコムラサキに比べると、実の付き方がまばらです。園内各所で見られます。
ムベはアケビ科の常緑性のツル植物です。ムベの果実はアケビと同様に食べられますが、アケビのように縦裂して開くことはありません。4月の下旬頃に花が見られました。本年4月23日に植物見頃情報に花の写真が掲載されていますのでご覧ください。水生植物園で見られます。
〔樹木〕
(咲き始め) ヒイラギ
(花の見頃) コウヤボウキ、サザンカ、ヤツデ
(花そろそろ終わり) チャノキ
(実の見頃) イイギリ、ガマズミ、カラタチバナ、コナラ、ゴンズイ、サネカズラ、シラカシ、シロダモ、センリョウ、ツクバネガシ、ツルウメモドキ、ニシキギ、ノイバラ、ノブドウ、ヒサカキ、マユミ、ムベ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ
〔草〕
(咲き始め) アカハナワラビ、アカフユノハナワラビ
(花の見頃) アワコガネギク、オオハナワラビ、カンアオイ、リンドウ
(花そろそろ終わり) キセルアザミ、シラヤマギク、シロヨメナ、タイアザミ、ツリフネソウ、ナガボノシロワレモコウ、ノハラアザミ、ハナタデ、ユウガギク
(実の見頃) アメリカセンダングサ、ウバユリ、オギ、カラスウリ、カラスノゴマ、キンミズヒキ、シオデ、ススキ、ヒメガマ、ヘクソカズラ、ミズタマソウ、ヤブミョウガ、ヤブラン、ヤマユリ