附属自然教育園

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10月16日(水) 大蛇の松(おろちのまつ)の倒木
 自然教育園は現在、「国の天然記念物及び史跡」として指定されていますが、江戸時代には松平讃岐守(まつだいらさぬきのかみ)の下屋敷でした。江戸時代の面影を今でも残す古いマツの1つである「大蛇の松(おろちのまつ)」は、樹高約20m、幹周り約4m、その名の通り大蛇のように大きく、見事な姿は開園当時より多くの方に親しまれてきました。
 10月16日(水)の朝、当園職員が開園前の巡回を行ったところ、根より倒伏しているのが発見され、職員一同衝撃を受けました。自然教育園では他の倒木した樹木も園路等に影響がない場合は特に撤去はせず、自然の移り変わりを見守っており、今後もこの「大蛇の松」は、倒伏したままの姿を公開していく予定です。
 現在は、倒伏直後のため、その立派な根や、根上がりした際に深く掘られた地中部分を自然そのままの姿で見ることができます。土の中で根を張り、樹木を支え、水分を吸い上げていた証をじっくり見ることができますので、倒伏した臨場感を見にぜひお越しください。
(事務室R)

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