附属自然教育園

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スタッフブログ

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9月27日(水) アザミに蛇が!
こんにちは。下田です。

来園者の方から、「水生植物園で、蛇がアザミに巻きついているよ」という情報を頂き、
早速現場に駆けつけたところ…。

いました!蛇の子供です。
長さは10cmほど。

来園者の方の話によると、1時間以上、同じ場所から動いていないとのこと。
何か、獲物を狙っているのでしょうか?

写真をとって調べたところ、ヒバカリの幼体でした。

先日、園内でヒバカリの卵がみつかったばかりだったので、
その卵からかえったものかもしれません。
そう思うと、無事に大きくなってね…と思わず心の中で応援。
それはまさに、我が子を思うお母さんの心境です!

目には見えませんが、
自然教育園では、このような自然の営みが、日々繰り広げられているのですね。

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9月13日(水) 自然教育園のクマゼミ
こんにちは、事務室Yです。
9月のはじめ、自然教育園でクマゼミの死がいが発見されました。

「シャクシャクシャク…」という独特の鳴き声は聞こえるものの、なかなか姿を見る機会がないセミでありましたが、今回じっくり観察することができました。
翅は半透明ですが、翅脈はきれいな黄緑色です。
頭部が幅広く、眼が離れていてちょっぴり可愛らしい印象を受けました。

温暖な南の地方に生息しており、そこから飛来したものと思われます。
もし抜け殻が見つかれば、自然教育園内でクマゼミが自然発生していることが証明されます。

気候はすっかり秋めいてきましたが、まだまだ園内のセミたちは元気に鳴いています。
夏の終わりに、彼らの鳴き声に耳を傾けてみませんか?

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9月3日(日) アカフユノハナワラビとオオハナワラビの葉
こんにちは、遠藤です。
涼しい日が続いていましたが、少しだけ暑さがぶりかえしてきたような日になりましたね。

武蔵野コースの一角で、アカフユノハナワラビとオオハナワラビの葉が出てきているのに気がつきました。
これらは冬緑性のシダ植物で、冬の間でも枯れずに葉をつけており、その間に胞子を飛ばして繁殖します。一方で夏の間は地上部を枯らして姿を消してしまうのです。
10月頃になると胞子が熟し始めます。

これらの生育地である武蔵野植物園はアズマネザサが旺盛な場所でもあるので、毎年の手入れはかかせません。
今年は学生の実習でその作業を体験してもらいました(7月20日の見ごろ情報でもご紹介しています)。

まだまだ暑い日は続きそうですが、目立たないところでは少しづつ秋に移り変わっていくのが感じられます。

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