2024.10.10
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
2枚目の画像はタイアザミの花の紹介です。
タイアザミはキク科アザミ属の多年草で、山地の林のふちや土手などに生育します。名前の由来は大きな薊(あざみ)であることから「大薊」とする説と、痛い薊が転訛(いたいあざみ→たいあざみ)した説があります。
園内には生育していませんが、中部地方以北で多く見られるナンブアザミの変種の1つです。
また、アザミの仲間の中では関東地方で最も普通に見られることから、別名である「利根薊(とねあざみ)」と名づけられたとされています。
由来の一説にもあるように、葉のふちに太く長い棘をもち、刺さると強い痛みを感じるため、うかつに触らないように注意が必要です。秋の長い間、茎の先に紅紫色の頭花(筒状の小さな花が密生して1つの花のようになっているもの)を咲かせて、昆虫たちの餌場になります。
路傍植物園を始め、園内のいたるところで咲いているほか、水生植物園では同じ仲間のノハラアザミも見ることができます。
〔動物記録情報〕
《クモ類》モエギザトウムシ、ニホンヒメグモ、オナガグモ、ジョロウグモ、ナガコガネグモ
《昆虫類》
トンボ類…アキアカネ
カマキリ類…オオカマキリ、ヒナカマキリ
バッタ類…オカメコオロギsp.、アオマツムシ、カネタタキ、コバネイナゴ
カメムシ類…アメンボ
ヨコバイ類…アオバハゴロモ
チョウ類…アオスジアゲハ成虫・幼虫、カラスアゲハ幼虫、キタキチョウ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、アカボシゴマダラ幼虫、ヒカゲチョウ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ、ホシホウジャク、タケノホソクロバ幼虫、クチバスズメ幼虫、ビロードハマキ、コブドウトリバ
甲虫類…コナラシギゾウムシ
ハチ類…オオスズメバチ
ハエ類…ホソヒラタアブ、キゴシハナアブ
《鳥類》アオサギ、オオタカ幼鳥、ツツドリ、カワセミ、コゲラ、ヒヨドリ、キビタキ、エゾビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ハシブトガラス
《爬虫類》クサガメ、ヒバカリ
《貝類》ミスジマイマイ