2024.9.26
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
2枚目の画像はツリフネソウの花の紹介です。
ツリフネソウはツリフネソウ科ツリフネソウ属の1年草で、山地の谷川など湿った場所に生育します。独特な花の形を吊り下げた帆掛船に見立てたことが「釣船草(つりふねそう)」の由来となったとされています。
袋状のがくの先端が渦巻き状の距となっており、ここに蜜が溜まります。距まで届かせるには長い口吻(ストロー状の口)が必要なため、蜜を吸える昆虫は限られており、特に花粉を運ぶマルハナバチの仲間が利用しやすい仕組みになっています。
自然教育園ではあまりマルハナバチの仲間は見かけませんが、ガの仲間のホシホウジャクやオオスカシバがホバリングをしながら、口吻を伸ばして蜜を吸う様がこれからの時期に観察できます。
園内では水生植物園で見ることができます。
〔動物記録情報〕
《クモ類》コクサグモ、ニホンヒメグモ、オナガグモ、チリイソウロウグモ、ジョロウグモ、ナガコガネグモ、ネコハエトリ、モエギザトウムシ
《昆虫類》
トンボ類…アジアイトトンボ、ホソミイトトンボ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、アキアカネ、リスアカネ、ノシメトンボ
バッタ類…アオマツムシ、カネタタキ、コバネイナゴ
カメムシ類…アメンボ、キバラヘリカメムシ
ヨコバイ類…アブラゼミ、ツクツクボウシ、アオバハゴロモ
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ成虫、カラスアゲハ成虫・幼虫、ナガサキアゲハ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ツマグロヒョウモン、アサギマダラ、アカボシゴマダラ、コミスジ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、イチモンジセセリ、ハスモンヨトウ、クワコ幼虫、ホシホウジャク
ハチ類…コガタスズメバチ、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、クマバチ
ハエ類…ホソヒラタアブ.
《鳥類》コゲラ、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、ハシブトガラス
《爬虫類》クサガメ、ニホンカナヘビ
《甲殻類》アメリカザリガニ
《魚類》ミナミメダカ、コイ