2024.3.28
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
2枚目の画像はムサシアブミとウラシマソウについての紹介です。
ムサシアブミとウラシマソウはサトイモ科テンナンショウ属の多年草で、林下、特にムサシアブミは海岸の近くの林でよく見られます。花はそのままでは見ることはできず、仏炎苞と呼ばれる大型の苞(花や蕾を覆って保護する葉)の中に柄のない花が多数密生する構造(肉穂花序)になっています。
雌雄異株ですが、地下部の球茎の栄養状態によって雌雄が決まり、性転換をするという性質をもっています。栄養状態の少ないうちは雄株となりますが、球茎が育って栄養状態がよくなってくると雌株へと変化します。
これはムサシアブミ、ウラシマソウだけでなくテンナンショウ属の植物に共通した特徴です。
現在、どちらも路傍植物園や武蔵野植物園の付近で咲き始めています。
〔動物記録情報〕
《昆虫類》
カマキリ類…オオカマキリ卵のう、ハラビロカマキリ卵のう
カメムシ類…アメンボ、ヒゲナガサシガメ幼虫
チョウ類…アカボシゴマダラ幼虫
ハエ類…タマバエsp.
《鳥類》ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、オオタカ、キジバト、ドバト、アカゲラ、コゲラ、ヒヨドリ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、シメ、カワラヒワ、ハシブトガラス
《哺乳類》ホンドタヌキ