生物記録情報

2023.5.20
 最初のヒナが生まれてからちょうど2週間が経ち、ヒナたちは4羽とも順調に育っています。

 この時期になると、親鳥のメスもつきっきりにはならず、オスと同様にエサを探すため、巣を離れる時間が長くなります。ここまで4羽が健在なのは園としては初めての記録です。

 4羽目のヒナは他より生まれの遅さから小さく、エサが十分に食べられるかを当初は危惧していました。しかし、最近ではエサを受けやすい親の目の前にうまく移動したり、自分より大きなヒナがくわえたエサを横取りするなどたくましく、無用な心配だったようです。
 
 また、この1週間でより体が大きくなったほか、脚の発達により立ち上がれるようになり、遠くに設置したカメラからでもその姿が十分に確認できるようになりました。趾(あしゆび)も黄色くなり、タカらしい鋭いツメが既に生えていることがわかります。

 6月には現在開催中の企画展「2023 自然教育園 オオタカの子育て」 の関連イベントとしまして、今年の子育ての様子を通して振り返るオンライントークを企画しております。自然教育園のオオタカの子育てに興味がございましたら、ぜひお気軽にご参加ください。
5月16日 一番前でエサを受ける4羽目
5月16日 一番前でエサを受ける4羽目
5月19日 遠景カメラから見たヒナたち
5月19日 遠景カメラから見たヒナたち
5月19日 ツメの生えた趾(あしゆび)
5月19日 ツメの生えた趾(あしゆび)
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