2022.3.31
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
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3枚目の画像はムサシアブミとウラシマソウについての紹介です。
ムサシアブミとウラシマソウはサトイモ科テンナンショウ属の多年草で、林下、特にムサシアブミは海岸の近くの林でよく見られます。花はそのままでは見ることはできず、仏炎苞と呼ばれる大型の苞(花や蕾を覆って保護する葉)の中に柄のない花が多数密生する構造(肉穂花序)になっています。
雌雄異株ですが、地下部の塊茎の栄養状態によって雌雄が決まり、性転換をするという性質をもっています。栄養状態の少ないうちは雄株となりますが、塊根が育って栄養状態がよくなってくると雌株へと変化します。
これはムサシアブミ、ウラシマソウだけでなくテンナンショウ属の植物に共通した特徴です。
現在、ムサシアブミは路傍植物園と武蔵野植物園、ウラシマソウはこれらに加えて水生植物園や森の小道付近などで咲き始めています。
〔動物記録情報〕
《昆虫類》
トンボ類…ホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボ
カマキリ類…オオカマキリ卵のう、ハラビロカマキリ卵のう
ナナフシ類…ナナフシモドキ
カメムシ類…アメンボ、エサキモンキツノカメムシ
チョウ類…アゲハ、ツマキチョウ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ムラサキシジミ、トラフシジミ、キタテハ、ヒオドシチョウ、ルリタテハ、イラガ幼虫(繭)
甲虫類…トラフコメツキ、イタドリハムシ
ハエ類…ビロードツリアブ、アシブトハナアブ
《鳥類》ハシブトガラス、カワラヒワ、メジロ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、ジョウビタキ、カワセミ、コゲラ、フクロウ、オオタカ、ハイタカ、ダイサギ、カルガモ、キジバト
《爬虫類》クサガメ
《魚類》メダカ