2021.12.16
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像はアオキの果実についての紹介です。
アオキはアオキ科アオキ属の常緑低木で、林下などに生育するほか、庭木としてもよく植えられています。若い木に限らず、葉や枝・幹が緑色であることが「青木」の由来となっています。
アオキの果実は俵型に育って赤く色づきますが、中にはいびつなひょうたん型のものもあります。これはアオキミタマバエというハエに寄生され、正常な果実の発育が阻害されたためです。
この虫こぶのことをアオキミフクレフシといいます。
また、この状態では鳥に食べられず、5月頃まで残ることから「アオキオクレミ」とも呼びます。
一時期は、園内で8割〜9割ほどのアオキが寄生されていたという記録があります。
ここ2年ほどは熟すのが通常の2、3週間ほど早く、既に園内の各所で赤く色づいた実を見ることができます。
〔動物記録情報〕
《昆虫類》
トンボ類…ホソミイトトンボ
カマキリ類…オオカマキリ卵のう、ハラビロカマキリ卵のう
チョウ類…ムラサキシジミ、アサギマダラ幼虫、キタテハ、アカボシゴマダラ幼虫、フユシャクsp.
ハチ類…クロスズメバチ、ウマノオバチ
ハエ類…ホソヒラタアブ、キンバエsp.
《鳥類》ハシブトガラス、スズメ、シメ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、モズ、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、ジョウビタキ、カワセミ、コゲラ、オオタカ、ハイタカ、ダイサギ、コサギ、カルガモ、ホンセイインコ、ドバト