2020.12.3
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像はモミジガサの紹介です。
モミジガサはキク科コウモリソウ属の多年草で、山地の林床に生育しています。モミジ状の葉が、若葉の頃(4月下旬)に傘のように開くことが名の由来になっています。この若葉は山菜として人気があり、おひたしや天ぷらなどにして食べられます。
現在は花が終わり、冠毛のある果実が見られます。一見、種子(タネ)のように見えますが、実は小さな乾いた果実で中に1つの種子をもっています。こうしたつくりの果実を痩果(そうか)といい、タンポポやアザミなどのキク科のほか、キンポウゲ科などに見られます。モミジガサの痩果は冠毛によって風に乗り、中の種子ごと遠くへ運ばれます。
園内では路傍植物園で見ることができます。
〔動物記録情報〕
《クモ類》ジョロウグモ
《昆虫類》
カマキリ類…オオカマキリ卵のう
チョウ類…ミノウスバ
甲虫類…トホシテントウ幼虫
《鳥類》ハシブトガラス、シメ、アオジ、キセキレイ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、モズ、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ルリビタキ、カワセミ、コゲラ、ノスリ、オオタカ、ツミ、マガモ、カルガモ