生物記録情報

　現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。

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　3枚目の画像はアケビとムベの花です。
　アケビはアケビ科アケビ属のツル性落葉低木です。紫色の楕円形の果実が熟すと一方に縦裂して白い肉をあらわすことから開け実（アケミ）と言い、そこから転訛（てんか）して、アケビの名になったと言われています。名前の由来には諸説あります。雌雄異花で、花序の先端にの雄花数個と基部に1〜3個の雌花を付けます。写真のアケビは水鳥の沼の近くにあるヤマザクラの木に絡んでいます。また、同じ仲間のミツバアケビも水鳥の沼付近にありますが、すでに花は終わりました。
　ムベはアケビ科ムベ属の常緑性のツル植物です。ムベの果実はアケビと同様に食べられますが、アケビのように縦裂して開くことはありません。秋には赤く熟した様子が見られます。昔、この果実をわらかごに入れて朝廷に献上したので大賛（おおにえ）すなわち筍苴（おおむべ）と言いました。これがウムベとなり、次いでウベと略せられ、ムベに転訛したと言われています。こちらも雌雄異花で、多数の雄花と少数の雌花を付けます。水生コースの中央トイレ近くの枯れたソメイヨシノに絡んでいるのが見られます。

　動物は以下の通りです。
〔クモ類〕マミジロハエトリ
〔昆虫類〕
カメムシ類…アメンボ、マルカメムシ
チョウ類…ツマキチョウ、ムラサキシジミ、アサギマダラ蛹
甲虫類…クロハナムグリ、ナミテントウ
ハチ類…セグロカブラハバチ、コマルハナバチ
ハエ類…ビロードツリアブ、ホソヒラタアブ、アシブトハナアブ、オオクロバエ、キンバエsp.
〔鳥類〕ハシブトガラス、ムクドリ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、センダイムシクイ、ウグイス、シロハラ、ツバメ、アカゲラ、コゲラ、ダイサギ、カワウ、キジバト、ドバト
〔その他〕クサガメ、カナヘビ