生物記録情報

2013.12.5
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(咲き始め)ヤブツバキ
(花の見頃)オオナワシログミ、サザンカ、ヒイラギ、ヤツデ
(花そろそろ終わり)コウヤボウキ、シロダモ
(実の見頃)アオツヅラフジ、イイギリ、カラスザンショウ、カラタチバナ、ケンポナシ(森の小道)、コクサギ、ゴンズイ、サネカズラ、サルトリイバラ、シロダモ、センニンソウ、センリョウ、ツルウメモドキ、トウネズミモチ、トベラ、ナンテン、ノイバラ、ハリギリ、マンリョウ、ムベ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ
(紅葉・黄葉)アカシデ、アサダ、アブラチャン、アワブキ、イイギリ、イヌザクラ、イヌシデ、イヌビワ、イロハモミジ、ウワミズザクラ、エノキ、オオモミジ、カカツガユ、カマツカ、クサイチゴ、クズ、クマシデ、ケヤキ、コクサギ、コゴメウツギ、コナラ、コマユミ、サワシバ、サンショウ、ツルウメモドキ、ハゼノキ、フジ、ホソバイヌビワ、ミズキ、ミツバウツギ、ムクロジ、ムラサキシキブ、ヤマブキ、ヤマボウシ

〔草〕
(花の見頃)アカハナワラビ、アカフユノハナワラビ、オオハナワラビ
(花そろそろ終わり)アワコガネギク、タイアザミ、ノハラアザミ、ヒメジョオン
(実の見頃)ウバユリ、オオニガナ、オオバギボウシ、カラスウリ、カラスノゴマ、キンミズヒキ、コバギボウシ、シオデ、ススキ、ヒヨドリジョウゴ、ヘクソカズラ、ミズタマソウ、ムサシアブミ、ヤブラン
(紅葉・黄葉)アキカラマツ、イヌヌマトラノオ、オニドコロ、キンミズヒキ、チダケサシ、ミソハギ、メヤブマオ

 動物は以下の通りです。
〔クモ類〕ジョロウグモ
〔昆虫〕
 チョウ類…キチョウ
 ハエ類…ホソヒラタアブ、キンバエsp.、ツマグロキンバエ
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、ヒヨドリ、ウグイス、ツグミ、コゲラ、カルガモ、ドバト

 写真はオオニガナの果実、センリョウとマンリョウの果実、今が見頃の樹木の黄葉です。
 オオニガナはキク科フクオウソウ属の多年草で、湿地に自生します。花は大型で色も鮮やかで、10月中旬から11月上旬にかけて水生植物園で見られました。2013.10.23の生物見頃情報をご覧ください。また、東京都の絶滅危惧種となっています。
 センリョウ(千両)はセンリョウ科センリョウ属の常緑小低木です。本州中部以西から東アジアの常緑林内の半日陰の場所に自生します。路傍植物園で多く見られます。冬に赤い美しい実を付け、マンリョウ(万両)、カラタチバナ(別名を百両)、ヤブコウジ(別名を十両)とともに縁起物として正月飾りに使われます。付ける実の数に準じて名前が付けられました。1ヶ月前にはすでに赤くなっていた他のヤブコウジ科(サクラソウ科)のヤブコウジとカラタチバナに遅れて、マンリョウもようやく赤く熟し見頃となってきました。マンリョウは路傍植物園を始め園内各所で見られます。センリョウもマンリョウもこの赤い果実を食べる鳥による散布で、園内各所に分布を広げているようです。
 イロハモミジの紅葉も少しずつ進んでいますが、ハゼノキやヤマボウシの紅葉も見頃となっています。また落葉樹の黄葉も、見頃の樹種が変わっていきます。現在美しいのは、コクサギ、イヌビワ、ホソバイヌビワ、ヤマブキなどでしょうか。
オオニガナの果実
オオニガナの果実
センリョウとマンリョウの果実
センリョウとマンリョウの果実
今が見頃の樹木の黄葉
今が見頃の樹木の黄葉
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