生物記録情報

2013.11.21
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(花の見頃)キヅタ、コウヤボウキ、サザンカ、シロダモ、チャノキ、ヤツデ
(実の見頃)アオツヅラフジ、イイギリ、カラスザンショウ、カラタチバナ、ケヤキ、ケンポナシ(森の小道)、コクサギ、コナラ、ゴンズイ、サネカズラ、サルトリイバラ、シラカシ、シロダモ、センリョウ、ツクバネガシ、ツルウメモドキ、トウネズミモチ、トベラ、ナンテン、ノイバラ、ノブドウ、ハリギリ、ヒサカキ、マンリョウ、ムベ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ
(紅葉・黄葉)アカシデ、アブラチャン、イヌシデ、イロハモミジ、ウワミズザクラ、エノキ、カツラ、ケヤキ、コクサギ、コナラ、コブシ、コマユミ、シロモジ、ソメイヨシノ、ツタ、ニガキ、ヌルデ、ハクウンボク、ハゼノキ、ヒメコウゾ、マンサク、ミツデカエデ、ムクロジ、ヤマグワ、ヤマコウバシ、ヤマハギ、ヤマブキ

〔草〕
(咲き始め)オオハナワラビ
(花の見頃)アカハナワラビ、アカフユノハナワラビ、アワコガネギク、カンアオイ、キチジョウソウ、タマサンゴ
(花そろそろ終わり)キツネノマゴ、シロバナサクラタデ、シロヨメナ、タイアザミ、タイワンホトトギス、ノハラアザミ、ヒメジョオン、ヤマハッカ、ユウガギク
(実の見頃)アカネ、アマチャヅル、アメリカセンダングサ、ウバユリ、オオバギボウシ、オギ、カラスウリ、カラスノゴマ、キンミズヒキ、コバギボウシ、シオデ、ススキ、タマサンゴ、ツルマメ、ヒヨドリジョウゴ、ヘクソカズラ、ホウチャクソウ、ミズタマソウ、ムサシアブミ、ヤブミョウガ、ヤブラン
(紅葉・黄葉)イヌヌマトラノオ、オオニガナ、オオバギボウシ、オニドコロ、カラスウリ、キンミズヒキ、コウホネ、コバギボウシ、シロネ、シロバナサクラタデ、タカトウダイ、チダケサシ、テンニンソウ、ヌスビトハギ、フシグロセンノウ、ヘクソカズラ、ミソハギ、ミョウガ、メヤブマオ、ヤブマオ、ヤブマメ、ヤマノイモ

 動物は以下の通りです。
〔クモ類〕ジョロウグモ
〔昆虫〕
 トンボ類…アキアカネ
 カマキリ類…オオカマキリ卵鞘、ハラビロカマキリ卵鞘
 チョウ類…モンシロチョウ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ、ヤマトシジミ、アサギマダラ(幼虫)、アカボシゴマダラ(幼虫)、ミノウスバ、フクラスズメ(幼虫)
 ハエ類…ホソヒラタアブ、オオハナアブ、キゴシハナアブ、オオクロバエ、キンバエsp。、ツマグロキンバエ
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、ウグイス、コゲラ、キジバト、ドバト
〔その他〕メダカ

 写真はムクロジの黄葉、オオハナワラビ、ムベの果実です。
 ムクロジはムクロジ科ムクロジ属の落葉高木です。路傍植物園をはじめとして園内各所に大木が多くあり、黄金色に輝く黄葉は見事です。秋から春にかけて落ちる果実はまだ枝に残っていますが、その果皮がサポニンを含みかつては石鹸の代用として利用され、また、黒く丸い種子は大変堅く「追い羽根」に使われます。
 オオハナワラビはハナヤスリ科ハナワラビ属のシダ植物です。栄養葉と胞子葉を持ち、10月から11月にかけて胞子葉から胞子を飛ばします。胞子は風によって運ばれますが、ちょっと指を触れてみると、胞子が空中に飛び出すのを見ることができます。冬の間、胞子葉は枯れて横になってしまいますが、緑色の栄養葉は赤くなっているのが見られます。園内各所にありますが、この写真は水生植物園の水飲み場近くで撮影しました。同じ仲間のアカハナワラビとアカフユノハナワラビも園内で見られます。
 ムベはアケビ科ムベ属のツル性の常緑木本です。ムベの果実はアケビと同様に食べられますが、アケビのように縦裂して開くことはありません。花期は4月の中旬から5月上旬頃で、2013.4.17の生物記録情報に写真を掲載してあります。水生植物園の水飲み場近くの枯れたソメイヨシノの木に絡んでいるムベに実が見られます。
ムクロジの黄葉
ムクロジの黄葉
オオハナワラビ
オオハナワラビ
ムベの果実
ムベの果実
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