生物記録情報

2012.11.28
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 写真はサネカズラの実、ノイバラの実、様々な紅葉・黄葉です。
 サネカズラはマツブサ科サネカズラ属のツル性の常緑木本です。「実葛(サネカズラ)」という名は美しい実をつけることからつけられたもので、まさに今がその見頃です。花は園内で7月中旬から9月にかけて見られました。2010年8月18日の見頃情報で花の様子を紹介しました。園内各所で見られます。
 ノイバラはバラ科バラ属の半つる性の落葉低木です。沖縄を除く全国の山野に自生するバラで、裸地や河原、湿地などの日当たりの良い場所を好みます。園内では5月中旬から下旬にかけて水生植物園と中央湿地で白い花が見られました。(2012.5.16の見頃情報で花の写真が見られます。)現在は赤く熟した実が見られます。
 イロハモミジも紅葉が少しずつ進み、他の樹木や草の紅葉・黄葉も彩りを添えて園内の秋の景色を美しく演出しています。樹木ではアカメガシワ、シロモジ、アブラチャンの黄葉、草ではタカトウダイ、イヌヌマトラノオ、キンミズヒキなど、一部を紹介します。

〔樹木〕
(咲き始め)ヒイラギ
(花の見頃)サザンカ、ヤツデ
(花そろそろ終わり)キヅタ、コウヤボウキ、シロダモ、チャノキ
(実の見頃)アオツヅラフジ、イイギリ、ガマズミ、カラスザンショウ、カラタチバナ、コクサギ、コナラ、サネカズラ、サルトリイバラ、スダジイ、センニンソウ、センリョウ、ツクバネガシ、ツルウメモドキ、ナンテン、ノイバラ、ハゼノキ、ヒサカキ、ヒメグルミ、マユミ、マンリョウ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ
(紅葉・黄葉)アカシデ、アカメガシワ、アブラチャン、アワブキ、イイギリ、イヌザクラ、イヌシデ、イボタノキ、イロハモミジ、ウワミズザクラ、エゴノキ、エノキ、オオモミジ、カツラ、カマツカ、カラスザンショウ、キブシ、クズ、クヌギ、ケヤキ、ケンポナシ、コクサギ、コゴメウツギ、コナラ、コブシ、サワシバ、サンショウ、シロモジ、ソメイヨシノ、チドリノキ、ツクバネウツギ、ツタ、ツノハシバミ、ニシキギ、ノブドウ、ハゼノキ、ハマクサギ、フジ、ホソバイヌビワ、マルバウツギ、マンサク、ミズキ、ミツデカエデ、ミツバツツジ、ムクノキ、ムクロジ、ムラサキシキブ、ヤマアジサイ、ヤマグワ、ヤマコウバシ、ヤマザクラ、ヤマブキ、ヤマボウシ

〔草〕
(花の見頃)アカハナワラビ、アカフユノハナワラビ、オオハナワラビ、カンアオイ、キチジョウソウ
(花そろそろ終わり)シロヨメナ、タイアザミ、ツリフネソウ、ノハラアザミ、ユウガギク
(実の見頃)ウバユリ、ウラシマソウ、オオバギボウシ、オギ、カラスウリ、カラスノゴマ、キチジョウソウ、コバギボウシ、シオデ、ススキ、ヒヨドリジョウゴ、ヘクソカズラ、ヤブミョウガ、ヤブラン
(紅葉・黄葉)アキカラマツ、イヌショウマ、イヌヌマトラノオ、オオニガナ、オオバギボウシ、オニドコロ、カラスウリ、カリガネソウ、キンミズヒキ、コバギボウシ、タカトウダイ、チダケサシ、ヌスビトハギ、ヌマトラノオ、ヘクソカズラ、ミソハギ

 見られた動物は以下の通りです。
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、シメ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、ツグミ、アカゲラ、コゲラ、カルガモ、キジバト、ドバト
サネカズラの実
サネカズラの実
ノイバラの実
ノイバラの実
様々な紅葉・黄葉
様々な紅葉・黄葉
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