生物記録情報

2010.12.15
 現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
 写真はマンリョウとシロミノマンリョウの実、落葉低木の黄葉、マルバウツギの紅葉です。
 マンリョウ(万両)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木です。赤い実が美しく、センリョウ(千両)、カラタチバナ(別名を百両)、ヤブコウジ(別名を十両)とともに、お正月の縁起物として飾られます。園内各所で見られます。鳥の糞によってタネが運ばれ、発芽し生長したのでしょうか。シロミノマンリョウ(白実の万両)は実が白いマンリョウですが、野生でも時々見られます。園内では武蔵野植物園で見ることができます。
 落葉低木の黄葉も彩りを添えています。ヤマブキ、コゴメウツギ、イヌビワ、コクサギです。
 マルバウツギは、ユキノシタ科ウツギ属の落葉低木です。「卯の花」と呼ばれるウツギと同じ仲間、花もよく似ています。園内では5月初旬、ウツギよりも早く花を咲かせます。現在紅葉した葉が美しいです。路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。

〔樹木〕
(花の見頃)サザンカ、ヒイラギ、ヤツデ
(実の見頃)イイギリ、ガマズミ、カラスザンショウ、カラタチバナ、サネカズラ、サルトリイバラ、シロミノマンリョウ、センリョウ、ツルウメモドキ、ナンテン、ネムノキ、ノイバラ、ヒサカキ、マンリョウ、ムクノキ、ムクロジ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ
(紅葉・黄葉)アワブキ、イイギリ、イヌシデ、イヌビワ、イロハモミジ、エンコウカエデ、オオモミジ、ガクアジサイ、カラスザンショウ、キハダ、クマシデ、コクサギ、コゴメウツギ、コナラ、ゴンズイ、チドリノキ、ツルウメモドキ、ハリギリ、マユミ、マルバウツギ、ミツデカエデ、ムラサキシキブ、ヤマグワ、ヤマブキ、ヤマボウシ

〔草〕
(花の見頃)イヌホオズキ、カンアオイ
(花そろそろ終わり)ツリフネソウ、マヤラン
(実の見頃)アマチャヅル、イヌホオズキ、ウバユリ、オオニガナ、オギ、カラスウリ、カラスノゴマ、キンミズヒキ、ススキ、ノガリヤス、ヒヨドリジョウゴ、ヘクソカズラ、ミズタマソウ、ムサシアブミ、ヤブラン、ヤマユリ
(紅葉・黄葉)アキカラマツ、アキノウナギツカミ、イヌヌマトラノオ、キンミズヒキ
マンリョウとシロミノマンリョウの実
マンリョウとシロミノマンリョウの実
落葉低木の黄葉
落葉低木の黄葉
マルバウツギの紅葉
マルバウツギの紅葉
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